データベース スキーマ情報の取得 (ADO.NET)

データベースからのスキーマ情報の取得は、スキーマの検出プロセスによって行われます。 スキーマの検出により、アプリケーションでは、指定されたデータベースのデータベース スキーマに関する情報を検索して返すように、マネージ プロバイダーに要求できます。データベース スキーマはメタデータとしても知られます。 テーブル、列、ストアド プロシージャなどの各種のデータベース スキーマ要素は、スキーマ コレクションを通じて公開されます。 各スキーマ コレクションには、使用されているプロバイダーに固有の各種のスキーマ情報が含まれています。

それぞれの .NET Framework マネージ プロバイダーは、Connection クラスに GetSchema メソッドを実装します。また、GetSchema メソッドから返されるスキーマ情報は、DataTable という形式になります。 GetSchema メソッドは、返すスキーマ コレクションを指定し、返される情報の量を制限するためのオプション パラメーターを提供する、オーバーロードされたメソッドです。

.NET Framework Data Providers for OLE DB、.NET Framework Data Providers for ODBC、.NET Framework Data Providers for Oracle、および .NET Framework Data Providers for SqlClient は、DataReader の列のメタデータを表す DataTable を返す GetSchemaTable メソッドを提供します。

.NET Framework Data Provider for OLE DB では、OleDbConnection オブジェクトの GetOleDbSchemaTable メソッドを使ってスキーマ情報を公開します。 GetOleDbSchemaTable は、引数として、返すスキーマ情報を識別する OleDbSchemaGuid と、返された列に対する制限の配列を受け取ります。 GetOleDbSchemaTable は、要求されたスキーマ情報を格納している DataTable を返します。

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ADO.NET でのデータの取得および変更