ICLRAssemblyIdentityManager::GetBindingIdentityFromFile メソッド
指定したファイル パスにあるアセンブリのアセンブリ ID バインディング データを取得します。
HRESULT GetBindingIdentityFromFile(
[in] LPCWSTR pwzFilePath,
[in] DWORD dwFlags,
[out, size_is(*pcchBufferSize)] LPWSTR pwzBuffer,
[in, out] DWORD *pcchBufferSize
);
パラメーター
pwzFilePath
[入力] 評価されるファイルのパス。dwFlags
[入力] アセンブリの ID の型を示す ECLRAssemblyIdentityFlags 列挙体の値。 将来の機能拡張に備えて提供されています。 バージョン 2.0 の共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) でサポートされている値は CLR_ASSEMBLY_IDENTITY_FLAGS_DEFAULT のみです。pwzBuffer
[出力] 非透過アセンブリ ID データを格納するバッファー。pcchBufferSize
[入力、出力] pwzBuffer のサイズへのポインター。
戻り値
HRESULT |
説明 |
---|---|
S_OK |
メソッドは正常終了しました。 |
E_INVALIDARG |
提供された pwzFilePath が null です。 |
ERROR_INSUFFICIENT_BUFFER |
pwzBuffer のサイズが小さすぎます。 |
HOST_E_CLRNOTAVAILABLE |
CLR がプロセスに読み込まれていません。または、CLR がマネージ コードを実行できない状態か、呼び出しを正常に処理できない状態にあります。 |
HOST_E_TIMEOUT |
呼び出しがタイムアウトしました。 |
HOST_E_NOT_OWNER |
呼び出し元がロックを所有していません。 |
HOST_E_ABANDONED |
ブロックされたスレッドまたはファイバーが待機しているイベントがキャンセルされました。 |
E_FAIL |
未知の重大エラーが発生しました。 メソッドから E_FAIL が返される場合、プロセス内で CLR を使用することはできません。 ホスト メソッドへの後続の呼び出しで、HOST_E_CLRNOTAVAILABLE が返されます。 |
解説
GetBindingIdentityFromFile は、通常 2 回呼び出されます。 最初の呼び出しで pwzBuffer に null 値が指定され、メソッドによって pcchBufferSize に適切なサイズが返されます。 2 度目の呼び出しでは、適切に割り当てられているバッファーが指定され、メソッドによって実際のバッファー データが終了時に返されます。
必要条件
プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照
ヘッダー : MSCorEE.h
ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして格納されていること
.NET Framework のバージョン: 4、3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0
参照
参照
ICLRAssemblyIdentityManager インターフェイス