IHostSyncManager インターフェイス

共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) が、Win32 同期関数を呼び出す代わりに、ホストを呼び出して同期プリミティブを作成できるようにするメソッドを提供します。

メソッド

メソッド	説明
IHostSyncManager::CreateAutoEvent メソッド	自動リセットイベントオブジェクトを作成します。
IHostSyncManager::CreateCrst メソッド	同期用のクリティカルセクションオブジェクトを作成します。
IHostSyncManager::CreateCrstWithSpinCount メソッド	同期用のスピンカウントを持つクリティカルセクションオブジェクトを作成します。
IHostSyncManager::CreateManualEvent メソッド	手動リセットイベントオブジェクトを作成します。
IHostSyncManager::CreateMonitorEvent メソッド	監視対象の自動リセットイベントオブジェクトを作成します。
IHostSyncManager::CreateRWLockReaderEvent メソッド	リーダーロックの実装の手動リセットイベントオブジェクトを作成します。
IHostSyncManager::CreateRWLockWriterEvent メソッド	ライターロックの実装の自動リセットイベントオブジェクトを作成します。
IHostSyncManager::CreateSemaphore メソッド	CLR が待機イベントのセマフォとして使用する IHostSemaphore オブジェクトを作成します。
IHostSyncManager::SetCLRSyncManager メソッド	現在の IHostSyncManager インスタンスに関連付ける ICLRSyncManager インスタンスを設定します。

CLR は、IID_IHostSyncManager の IID を持つ IHostControl::GetHostManager メソッドを呼び出すことによって、ホストの IHostSyncManager の実装を検出します。

プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー : MSCorEE.h

ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして格納されていること

.NET Framework のバージョン: 4、3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0