IMetaDataImport::ResolveTypeRef メソッド

更新 : 2010 年 8 月

指定した TypeRef トークンで表される Type 参照を解決します。

HRESULT ResolveTypeRef (
   [in]  mdTypeRef       tr,
   [in]  REFIID          riid,
   [out] IUnknown        **ppIScope,
   [out] mdTypeDef       *ptd
);

パラメーター

  • tr
    [入力] 参照される型情報を返す TypeRef メタデータ トークン。

  • riid
    [入力] ppIScope で返すインターフェイスの IID。 これは通常、IID_IMetaDataImport になります。

  • ppIScope
    [出力] 参照される型を定義するモジュール スコープへのインターフェイス。

  • ptd
    [出力] 参照される型を表す TypeDef トークンへのポインター。

解説

重要 :重要

複数のアプリケーション ドメインが読み込まれる場合は、このメソッドを使用しないでください。このメソッドでは、アプリケーション ドメインの境界が考慮されません。複数のバージョンのアセンブリが読み込まれ、それらのアセンブリに同じ名前空間の同じ型が含まれている場合、このメソッドは、見つかった最初の型のモジュール スコープを返します。

ResolveTypeRef メソッドは、他のモジュール内の型定義を検索します。 型定義が見つかった場合、ResolveTypeRef は、そのモジュール スコープへのインターフェイスだけでなく型の TypeDef トークンも返します。

解決される型参照が AssemblyRef の解決スコープを持つ場合、ResolveTypeRef メソッドは、IMetaDataDispenser::OpenScope メソッドまたは IMetaDataDispenser::OpenScopeOnMemory メソッドの呼び出しで既に開いているメタデータ スコープ内の一致のみを検索します。 これは、ResolveTypeRef は、ディスク上またはグローバル アセンブリ キャッシュ内でアセンブリが格納されている場所を、AssemblyRef スコープからだけでは判断できないためです。

必要条件

プラットフォーム : 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー : Cor.h

ライブラリ: MsCorEE.dll にリソースとして格納されていること

.NET Framework のバージョン: 4、3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0、1.1、1.0

参照

参照

IMetaDataImport インターフェイス

IMetaDataImport2 インターフェイス

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 8 月

複数のアプリケーション ドメインに関する注意を追加。

コンテンツ バグ修正