式は、XSLT (XSL Transformations) では次の目的で使用されます。

  • 処理するノードの選択

  • ノードの処理方法に関する条件の指定

  • 結果ツリーに挿入するテキストの生成

式は、XSLT で定義された要素の特定の属性値として、また属性値テンプレートの中かっこの中で使用されます。

式の評価はコンテキストに対して行われます。 XSLT では、最も外側の式 (つまり、他の式に含まれていない式) が、次のようにしてコンテキストを受け取ります。

  • 現在のノードからコンテキスト ノードが決まります。

  • 現在のノード リスト中の現在のノードの位置からコンテキスト位置が決まります。最初の位置は 1 です。

  • 現在のノード リストのサイズからコンテキストのサイズが決まります。

  • 変数のバインディングは、その式を含む属性を持つ要素の範囲内のバインディングです。

  • 一連の名前空間宣言は、その式を含む属性を持つ要素の範囲内のものです。

  • 関数ライブラリは、XPath 関数および addObject メソッドまたは msxsl:script Element などのバインディング機構によって定義された関数により構成されます。 対応するバインディングのない関数呼び出しはエラーとなります。

参照

概念

パターン