XML コメント

ドキュメントの構造や編集に関するノートなど、XML パーサーに対する内容でないものは、コメント内に含めることができます。 コメントは <!-- で始まり --> で終わります。たとえば <!--catalog last updated 2000-11-01--> となります。

コメントは、ドキュメント型定義 (DTD) を含むドキュメントのプロローグ内、ドキュメントの後、またはテキストの内容中に含めることができます。 コメントは属性値の中に含めることはできません。 タグ内に含めることはできません。

パーサーは > を見つけるとコメントの終了と解釈し、その後は通常の XML としてドキュメントの処理を再開します。 このため、文字列 > はコメント内に含めることはできません。 CDATA セクションと同様に、この制限を除いて、有効なすべての XML 文字をコメント内に含めることができます。 これにより、ドキュメントから内容を削除せずに、パーサーが処理するストリームから、XML コメントを非常に容易に除去することができます。

次のコメントを使用すると、一時的にマークアップを取り除くことができます。

<!--- <test pattern="SECAM" /><test pattern="NTSC" /> -->
ms256201.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
HTML では、コメントを使用してスクリプトとスタイル シートを隠すことができます。この手法を XML で使用するには、コメントを探し、その内容を取り出し、マークアップ文字をチェックし、その後再解析する必要があります。この場合、CDATA セクションの方が良い選択肢です。