方法 : コントラクト インターフェイスを使用してサービスを作成する

Windows Communication Foundation (WCF) コントラクトの作成には、インターフェイスの使用が適しています。このコントラクトでは、サービスが提供する操作にアクセスするために必要なメッセージのコレクションと構造を指定します。このインターフェイスでは、インターフェイスに ServiceContractAttribute クラスを適用し、公開するメソッドに OperationContractAttribute クラスを適用して、入力と出力の種類を定義します。

サービス コントラクト詳細情報、「サービス コントラクトの設計」を参照してください。

インターフェイスを使用した WCF コントラクトの作成

  1. Visual Basic、C#、またはその他の共通言語ランタイム言語を使用して、新しいインターフェイスを作成します。

  2. インターフェイスに ServiceContractAttribute クラスを適用します。

  3. インターフェイスのメソッドを定義します。

  4. WCF のパブリック コントラクトの一部として公開する必要のある各メソッドに、OperationContractAttribute クラスを適用します。

次のコード例は、サービス コントラクトを定義するインターフェイスを示しています。

    <ServiceContract()> _
Public Interface ICalculator
        <OperationContract()> _
        Function Add(ByVal n1 As Double, ByVal n2 As Double) As Double
        <OperationContract()> _
        Function Subtract(ByVal n1 As Double, ByVal n2 As Double) As Double
        <OperationContract()> _
        Function Multiply(ByVal n1 As Double, ByVal n2 As Double) As Double
        <OperationContract()> _
        Function Divide(ByVal n1 As Double, ByVal n2 As Double) As Double
    End Interface
using System.ServiceModel; 

[ServiceContract] 
public interface ICalculator 
{ 
   [OperationContract]
   double Add(double n1, double n2);
   [OperationContract]
   double Subtract(double n1, double n2);
   [OperationContract]
   double Multiply(double n1, double n2);
   [OperationContract]
   double Divide(double n1, double n2);
}

OperationContractAttribute クラスが適用されたメソッドは、既定で要求/応答メッセージ パターンを使用します。このメッセージ パターン詳細情報、「方法 : 要求/応答コントラクトを作成する」を参照してください。属性のプロパティを設定することにより、他のメッセージ パターンを作成および使用できるようになります。その他の例については、「方法 : 一方向コントラクトを作成する」および「方法 : 双方向コントラクトを作成する」を参照してください。

参照

リファレンス

ServiceContractAttribute
OperationContractAttribute