UI オートメーション Toggle コントロール パターンの実装

メモメモ

このドキュメントは、System.Windows.Automation 名前空間で定義されているマネージ UI Automation クラスを使用する .NET Framework 開発者を対象としています。UI Automationに関する最新情報については、「Windows Automation API: UI Automation (Windows オートメーション API: UI オートメーション)」を参照してください。

ここでは、メソッドやプロパティに関する情報など、IToggleProvider を実装するガイドラインと規則について説明します。 追加参照へのリンクはトピックの最後に示します。

TogglePattern コントロール パターンは、一連の状態を切り替え、1 回設定された状態を保持できるコントロールをサポートするために使用します。 このコントロール パターンを実装するコントロールの例については、「UI オートメーション クライアントのコントロール パターン マッピング」を参照してください。

このトピックは、次のセクションで構成されています。

  • 実装のガイドラインと規則
  • IToggleProvider の必須メンバー
  • 例外
  • 関連トピック

実装のガイドラインと規則

Toggle コントロール パターンを実装する場合は、次のガイドラインと規則に注意してください。

  • ボタン、ツール バー ボタン、ハイパーリンクなど、アクティブになったときに状態を保持しないコントロールは、代わりに IInvokeProvider を実装する必要があります。

  • コントロールは、OnOff、および Indeterminate (サポートされている場合) の順に ToggleState を切り替える必要があります。

  • TogglePattern は、SetState(newState) メソッドを提供しません。これは、3 つの状態を持つ CheckBox を直接設定し、適切な ToggleState 順番で切り替えを行わない場合の問題のためです。

  • RadioButton コントロールは、有効な状態を切り替える機能がないため、IToggleProvider を実装しません。

IToggleProvider の必須メンバー

次のプロパティとメソッドは、IToggleProvider の実装時に必要です。

必須メンバー

メンバー型

説明

Toggle

メソッド

なし

ToggleStateProperty

プロパティ

なし

このコントロール パターンに関連付けられたイベントはありません。

例外

このコントロール パターンに関連付けられた例外はありません。

参照

処理手順

UI オートメーション プロバイダーでのコントロール パターンのサポート

UI オートメーションを使用した、チェック ボックスのトグル状態の取得

UI オートメーションにおけるキャッシュの使用

概念

UI オートメーション コントロール パターンの概要

クライアントの UI オートメーション コントロール パターン

UI オートメーション ツリーの概要