サーバー側同期のエラー ログ

 

公開日: 2016年11月

対象: Dynamics CRM 2015

このトピックでは、サーバー側同期により実行されるエラー ログ のタスクについて説明します。サーバー側同期 は、電子メールの処理中にエラーが発生した場合に警告を生成します。 エラーは、エラーの特性およびエラーが検出されたオブジェクトに基づいて分類されます。

次の表はエラーの特性に基づいたエラーの分類を示します。

一時的エラー

永久エラー

  • 一時的な特性を持ち、修正を試みた後に自動的に修正されることがあります。 構成された再試行の回数に到達してもエラーを繰り返す場合、新規エラーは永久エラーとして (エラー コードを変更せず) 記録されます。

  • これらのエラーは、Dynamics 365 ユーザーによる直接的な修正措置を必要としませんが、管理者は信頼性を回復するか問題を調整する方法を探す必要があります。

  • すべてのエラーは、管理者およびユーザーの警告ウォールの警告セクションに表示されます。

  • これらは永久的な特性とされ、一時的なエラーが数回の修正を試みても解決されない場合に主に発生します。 永久エラーは、一時的なエラーなしで直接発生することもあります (例: 期限切れパスワード)。

  • これらのエラーが発生した結果、影響のあるメールボックスの電子メール処理が停止します。 これらにはメールボックスの所有者または Dynamics 365 の管理者による修正措置が必要です。

  • すべての永久エラーは、管理者およびユーザーの警告ウォールのエラー セクションに表示されます。

エラーは、エラーが発生したオブジェクトに基づいて分類されます。

  • 電子メール レベルのエラー。 1 通の電子メールに特定で、他の電子メール処理に影響せずに個々の電子メールを処理を妨げるエラー。 エラー警告は電子メール フォームの警告セクションに表示されます。

  • メールボックス レベルのエラー。 1 つのメールボックスに特定で、メールボックスのすべての電子メール処理を妨げ、個々のメールボックスの所有者の修正措置が必要なエラー。 エラー警告は、電子メール フォーム、メールボックス所有者の警告ウォールとメールボックス フォームの警告セクションに表示されます。

  • プロファイル レベル エラー。 一つまたは複数のメールボックスのすべての電子メール処理を妨ぎ、関連付けられた電子メール サーバー プロファイルの所有者の修正措置が必要なエラー。 エラー警告は、電子メール サーバー プロファイル フォーム、電子メール サーバー プロファイルの所有者の警告ウォール、および影響を受けたメールボックスの所有者の警告ウォールに表示されます。ただし、電子メール サーバー プロファイルの所有者の処理は必要でありません。

警告の確認方法と警告に対して講じることができる処置については、「電子メールのプロセス エラーの監視」を参照してください。

受信および送信の電子メールまたは電子メール サーバー プロファイルに関連付けられたすべてのメールボックスの、電子メール構成をテストするには、「サーバー側の同期によって設定されたメールボックスの電子メール構成をテストする」を参照してください。

関連項目

電子メール、予定、取引先担当者、およびタスクのサーバー側同期の設定
サーバー側同期に対応するサポートされている電子メール サービスの構成

© 2016 Microsoft Corporation. All rights reserved. 著作権