複数通貨での取引の管理
公開日: 2017年11月
対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2013、Dynamics CRM 2015、Dynamics CRM Online、Dynamics CRM 2016
通貨は、製品カタログ内の製品の価格、および受注などの取引のコストを決定します。 顧客が地理的に散在している場合、取引を管理するために、Microsoft Dynamics 365 に顧客の通貨を追加します。 現在および将来のビジネス ニーズに最適な通貨を追加します。
通貨の追加
Microsoft Dynamics 365 のシステム管理者セキュリティ ロールまたは同等のアクセス許可を持っている必要があります。
セキュリティ ロールの確認
ユーザー プロファイルの表示の手順を実行します。
適切なアクセス許可を持っていない場合は、 システム管理者に問い合わせてください。
[設定]、[事業部管理] の順に移動します。
[通貨] をクリックします。
[新規] をクリックします。
必要に応じて、情報を入力します。
フィールド
説明
通貨の種類
[システム] - Dynamics 365 で使用可能である通貨を使用する場合は、このオプションを選択します。 通貨を検索するには、[通貨コード] の横にある [検索] ボタン をクリックします。 通貨コードを選択すると、[通貨名] と [通貨記号] は選択した通貨に自動的に追加されます。
[カスタム] - Dynamics 365 では使用できない通貨を追加するには、このオプションを選択します。 この場合、[通貨コード]、[通貨の精度]、[通貨名]、[通貨記号]、および [為替換算] に対して値を手動で入力する必要があります。
[通貨コード]
通貨の短い形式です。 例えば、米ドルは USD となります。
[通貨の有効桁数]
通貨に使用する小数点以下の桁数を入力します。 0 から 4 までの値を追加できます。
注意
[システムの設定] ダイアログ ボックスに精度値を設定した場合、その値はここに表示されます。詳細: [システムの設定] ダイアログ ボックス - [全般] タブ。
[通貨名]
Dynamics 365 ある使用可能な通貨一覧から通貨コードを選択した場合は、指定コードに対する通貨名が表示されます。 通貨の種類として [カスタム] を選択した場合は、通貨名を入力します。
[通貨記号]
使用可能な通貨一覧から通貨コードを選択した場合は、指定通貨に対する通貨記号がここに表示されます。 通貨の種類として [カスタム] を選択した場合は、新しい通貨に対して通貨記号を入力します。
[為替換算]
1 米ドルに対して指定通貨の値を入力します。 これは指定通貨を基本通貨に換算した金額です。
重要
取引で不正確な計算を回避するためにこの値を必要に応じて頻繁に変更します。
完了したら、コマンド バーで、[保存] または [保存および閉じる] をクリックします。
ヒント
通貨を編集するには、その通貨をクリックし、新しい値を入力または選択します。
通貨の削除
[設定] > [事業部管理] の順にクリックします。
[通貨] をクリックします。
表示される通貨の一覧から削除する通貨を選択します。
[削除] をクリックします。
削除を確認します。
重要
他のレコードで使用されている通貨は削除できなく、非アクティブにすることしかできません。 通貨レコードを非アクティブ化しても、営業案件や受注など、既存のレコードに保存されている通貨情報は削除されません。 ただし、新規取引では、非アクティブ化された通貨は選択できなくなります。