カスタマイズをソリューションとしてエクスポート
対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2013、Dynamics CRM 2015、Dynamics CRM Online、Dynamics CRM 2016
実行したカスタマイズをMicrosoft Dynamics 365システムにエクスポートする場合、これらのカスタマイズをソリューションとしてエクスポートします。 たとえば、不測の事態に備えて、すべてのカスタマイズのバックアップを作成する場合があります。 カスタマイズのバックアップを作成するには、既定のソリューションと呼ばれる特別なソリューションをエクスポートします。 既定のソリューションには、システム内のすべてのコンポーネントが含まれます。
ユーザーが ISV であり、Dynamics 365 のカスタマイズをパッケージとして配布する場合には、ソリューションをエクスポートする可能性があります。
バックアップを作成するために既定のソリューションをエクスポート
Microsoft Dynamics 365 のシステム管理者セキュリティ ロールまたは同等のアクセス許可を持っている必要があります。
セキュリティ ロールの確認
ユーザー プロファイルの表示の手順を実行します。
適切なアクセス許可を持っていない場合は、 システム管理者に問い合わせてください。
[設定] > [カスタマイズ] に移動します。
[システムのカスタマイズ] をクリックします。
ソリューション エクスプ ローラーで、[ソリューションのエクスポート] をクリックします。
Default_1_0.zip をオープンまたは保存するように求められる場合、[保存] をクリックします。
重要
ワークフローをエクスポートするときに、ドメインでのログオン名、フォーム認証のユーザー名、または Microsoft アカウント の一意のユーザー識別子 (PUID) の値など、一部のユーザー情報がエクスポートされる場合があります。
カスタム パッケージを作成するためにソリューションをエクスポート
Microsoft Dynamics 365 のシステム管理者セキュリティ ロールまたは同等のアクセス許可を持っている必要があります。
セキュリティ ロールを確認する
ユーザー プロファイルの表示の手順を実行します。
適切なアクセス許可を持っていない場合は、 システム管理者に問い合わせてください。
[設定] > [ソリューション] に移動します。
一覧で、エクスポートするソリューションを選択してから、[エクスポート] をクリックします。
エクスポート ソリューション ウィザードの [カスタマイズの公開] ステップには、[すべてのカスタマイズの公開] のためのオプションがあります。 公開したカスタマイズのみがエクスポートされることに注意してください。 継続する準備ができたら、[次へ] をクリックします。
注意
ソリューションのインストールやカスタマイズの発行は、通常のシステム操作に影響を与える可能性があります。 カスタマイズは、ユーザーへの影響が最小限に留まるように公開することを推奨します。
ソリューションに不足している必須コンポーネントがある場合、[不足している必須コンポーネント] のステップが表示されます。 アンマネージド ソリューションとしてソリューションを元の組織にインポートする場合は、この警告を無視できます。 それ以外は、ダイアログ ボックスの指示に従って、エクスポートをキャンセルし、次に必須コンポーネントを追加します。詳細: MSDN: 管理ソリューションとアンマネージド ソリューション。
[システム設定のエクスポート (詳細)] ステップで、ソリューションに含める特定のシステム設定を指定できます。 ソリューションがシステム設定のグループのいずれかに基づく場合、それらを選択してから 次へ をクリックします。詳細: TechNet: ソリューション エクスポートのオプションの設定。
[パッケージの種類] のステップで、ソリューションを [アンマネージド] または [マネージド] ソリューションのどちらとしてエクスポートするか指定してから、[次へ] を選択します。
注意
ソリューションを完了して配布する容易ができている場合にのみ、ソリューションを管理ソリューションとしてエクスポートします。 管理ソリューションをエクスポート後は、エクスポート元の組織にインポートし直すことはできません。別の組織にのみインポートできます。詳細: MSDN: 管理ソリューションとアンマネージド ソリューション。
[ソース Dynamics 365 バージョン] のステップで、エクスポート先の Dynamics 365 バージョンを選択します。 たとえば、以前のバージョンの Dynamics 365 または Dynamics CRM を使用して、組織に配布する予定のソリューションをテストする場合があります。Microsoft Dynamics CRM 2013 Service Pack 1 (SP1) (バージョン 6.1) をインストールし、ソリューションのエクスポート対象にバージョン 6.0 を指定すると、Microsoft Dynamics CRM 2013 Service Pack 1 (SP1) の追加機能に依存するソリューション コンポーネントは削除されることに注意してください。詳細: MSDN: 特定の Dynamics 365 バージョンのソリューションをエクスポートする。
[エクスポート]をクリックして、ソリューション ファイルをダウンロードします。
圧縮 (.zip) ファイルを開くか保存するように求められた場合は、[名前を付けて保存] をクリックします。
ソリューションの保存場所を指定してから、[保存] をクリックします。
重要
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Microsoft Dynamics 365 からエクスポートされたカスタマイズおよび設定を含む圧縮ファイル (.zip) に、ファイルを追加しないでください。Dynamics 365 は、圧縮ファイル (.zip) に含まれる最初のファイルをインポートします。 このファイルが有効なファイルでない場合は、インポートが失敗します。
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ワークフローをエクスポートするときに、ドメインでのログオン名、フォーム認証のユーザー名、または Microsoft アカウント の一意のユーザー識別子 (PUID) の値など、一部のユーザー情報がエクスポートされる場合があります。
プライバシーに関する声明
ソリューションを Microsoft Dynamics 365 (オンライン) にインポートすること、またそれからエクスポートすることができます。 その場合、ソリューションにはお客様の個人情報が含まれる可能性があるため、ご使用のコンピューターとマイクロソフトのサーバーの間でのソリューションの転送はセキュリティで保護された接続経由で行われます。 同様に、Dynamics 365 (オンライン) にインポートされたサード パーティ コードにより、最終的に顧客データが外部システム (すなわち InsideView) に転送されるか、Microsoft 以外のパーティが管理する外部システムと同期 (すなわちエクスポート) されるエンティティが構成および展開されます。
インポートされるソリューションが Dynamics 365 (オンライン) のセキュリティ境界外に顧客データを転送するように設計されている場合、サード パーティ コードを Dynamics 365 (オンライン) インスタンスにアップロードする前に、サービス、ソフトウェア、アプリケーションによってコールされる顧客データの種類を管理者が確認するように求められます。
サード パーティのサービス、ソフトウェア、アプリケーション、またはソリューションによる顧客データの抽出は、Microsoft ではなく顧客が管理します。 これらの外部ソリューションにより抽出されるデータ ポイントが適用対象である最終結果およびプライバシー ポリシーは、管理者がコントロールします。これらのサービス、ソフトウェア、アプリケーションを操作するサード パーティが適用するポリシーを、十分確認するようお勧めします。