forward_list::insert_after

前方リストの指定された位置の後に要素を追加します。

iterator insert_after(
    const_iterator Where, 
     const Type& Val);
void insert_after(
     const_iterator Where, 
     size_type Count, 
    const Type& Val);
void insert_after(
    const iterator Where,
    initializer_list<Type> IList
);
iterator insert_after(
    const_iterator Where, 
    Type&& Val
);
template<class InputIterator>
    void insert_after(
        const_iterator Where, 
        InputIterator First,
        InputIterator Last
    );

パラメーター

パラメーター

説明

Where

最初の要素が挿入される、ターゲット前方リスト内の位置。

Count

挿入する要素の数。

First

挿入範囲の先頭。

Last

挿入範囲の末尾。

Val

前方リストに追加する要素。

IList

挿入する initializer_list。

戻り値

新しく挿入される要素を指定する反復子 (最初と最後のメンバー関数のみ)。

解説

各メンバー関数は、被制御シーケンス内の Where によって示されている要素の直後に、残りのオペランドによって指定されたシーケンスを挿入します。

1 番目のメンバー関数は、値 Val を持つ要素を挿入し、新しく挿入された要素を指定する反復子を返します。

2 番目のメンバー関数は、値 Val の要素を Count 個挿入します。

InputIterator が整数型である場合、3 番目のメンバー関数は insert(it, (size_type)First, (Type)Last) と同じように動作します。 それ以外の場合は、シーケンス [First, Last) を挿入します。このシーケンスは、最初の被制御シーケンスと重複しないようにする必要があります。

4 番目のメンバー関数は、クラス initializer_list<Type> のオブジェクトによって指定されたシーケンスを挿入します。

最後のメンバー関数は 1 番目の関数と同じですが、rvalue 参照を受け取ります。

N 個の要素を挿入すると、コンストラクターが N 回呼び出されます。 再割り当てが実行されますが、反復子または参照は無効になりません。

1 つまたは複数の要素の挿入時に例外がスローされた場合、コンテナーは変更されず、再度例外がスローされます。

必要条件

ヘッダー: <forward_list>

名前空間: std

参照

関連項目

forward_list クラス