Exchange 2010 ハイブリッド展開での電子メール アドレス ポリシーの構成

適用先: Exchange Server 2010 SP1

推定完了時間:5 分

既存の Exchange 組織で構成している Exchange 2010 ハイブリッド サーバーは、社内組織とクラウドベース組織の間でメールのトランスポートとメッセージのルーティングを処理します。そのため、ユーザーとメールが有効なオブジェクトの電子メール アドレス ポリシーを変更する必要があります。共有サービスルーティング名前空間を、受信者のカスタム セカンダリ電子メール ドメインとして追加すると、受信者はサービス ルーティング名前空間を使用する電子メール メッセージを受信できるようになります。

詳細情報:Exchange 2010 ハイブリッド展開用の共有および分割 SMTP 名前空間について

タスクの実行方法

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可を確認するには、「メールボックスのアクセス許可」の「電子メール アドレス ポリシー」を参照してください。

組織の Exchange 2010 ハイブリッド サーバーまたはその他の Exchange 2010 サーバーの Exchange 管理コンソール (EMC) を使用して、既に存在する既定の受信者電子メール アドレス ポリシーを更新できます。既定の受信者用の電子メール アドレス ポリシーを更新する際は、Exchange 2010 ハイブリッド サーバー側の EMC を使用することをお勧めします。

1. ハイブリッド サーバーのコンソール ツリーで、[組織の構成] > [ハブ トランスポート] に移動します。

2. 結果ウィンドウで、[電子メール アドレス ポリシー] タブをクリックし、既定の受信者用の電子メール アドレス ポリシーを選択します。

3. 操作ウィンドウで、[編集] をクリックします。

4. [はじめに] ページで、[次へ] をクリックします。

5. [条件] ページで、[次へ] をクリックします。

6. [電子メール アドレス] ページで、**[追加]**を選択して、サービス ルーティング名前空間の電子メール アドレスを入力します。

7. [SMTP 電子メール アドレス] ダイアログで、[電子メール アドレス ローカル ポート] チェック ボックスをオンにして、[エイリアスを使用する] を選択します。さらに、[電子メール アドレスの承認済みドメインを選択してください] を選択して、承認済みドメインの一覧からサービスルーティング名前空間の FQDN を参照し選択します。たとえば、service.contoso.com を選択します。[承認済みドメインの選択] ダイアログ ボックスでサービスルーティング名前空間を選択した後に [OK] をクリックして、再度 [OK] をクリックして続行します。

8. 続行するには、[次へ] をクリックします。

9. [スケジュール] ページで、[電子メール アドレス ポリシーの適用] セクションの [直ちに適用する] を選択します。

10. 続行するには、[次へ] をクリックします。

11. [電子メール アドレス ポリシーの編集] ページで、構成設定を確認します。電子メール アドレス ポリシーに変更を適用するには、[編集] をクリックします。構成を変更するには、[戻る] をクリックします。

12. [完了] ページで以下のことを確認し、[終了] をクリックしてウィザードを終了します。

    • [完了] の状態は、ウィザードでタスクが正常に完了したことを示します。

    • [失敗] の状態は、タスクが完了しなかったことを示します。タスクが失敗した場合は、説明の概要を確認し、[戻る] をクリックして構成を変更します。

13. [終了] をクリックしてウィザードを閉じます。

設定が適用されたことを確認する方法

新しい名前空間を電子メール アドレス ポリシーに追加し、ポリシーが更新されると、各受信者の電子メール アドレス一覧に名前空間が表示されます。たとえば、kim@service.contoso.com と表示されます。

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