Exchange 2010 ハイブリッド展開での Active Directory 同期の構成
適用先: Exchange Server 2010 SP1
推定完了時間:20 分
社内組織とクラウドベース組織間の Active Directory 同期により、統一されたグローバル アドレス一覧 (GAL) が使用可能となり、社内ですべての Active Directory ユーザー アカウントを管理できるようになります。アカウントの変更内容はすべて、クラウドベースの組織に自動的にレプリケートされます。
詳細情報:Active Directory の同期: ロードマップ
注意
これは、Microsoft Exchange Server 2010 と Office 365 のハイブリッド展開のチェックリストの一部として読むように作られています。このトピックの情報または手順は、チェックリストの以前のトピックで構成された前提条件に依存する場合があります。チェックリストを表示するには、「チェックリスト - Exchange 2010 と Office 365 のハイブリッド展開」を参照してください。
タスクの実行方法
社内組織の Active Directory 同期は、次のように構成できます。
Microsoft Online Services ディレクトリ同期ツールのインストールをサポートするために物理サーバーを社内組織に追加して、そのサーバーが Active Directory 同期をインストールする要件を満たしていることを確認します。
Microsoft Online Services ディレクトリ同期ツールをインストールします。
社内組織とクラウドベース組織の間で Active Directory 同期を構成します。詳細情報:Active Directory の同期: ロードマップ
重要
ハイブリッド展開との Active Directory 同期を展開する場合は、Microsoft Online Services ディレクトリ同期構成ウィザードの [豊富な機能を備えた共存] セクションで、[豊富な機能を備えた共存を有効にする] チェックボックスをオンにする必要があります。これにより、Microsoft Online ディレクトリ同期ツールに、ローカル Active Directory への書き込みアクセス権が付与されます。
設定が適用されたことを確認する方法
クラウドベースの組織の管理ポータルにログオンし、すべての Active Directory ユーザー アカウント設定がクラウドベースの組織にレプリケートされていることを確認します。
ログオン先:クラウドベースのサービス管理ポータル
ホームページで [管理者] をクリックします。
[管理] メニューで [ユーザー] をクリックし、社内ユーザーがクラウドベースのサービスに表示されていることを確認します。
注意
ここに表示されたユーザー アカウントは、そのユーザーのメールボックスがクラウドベースの組織に移動されたことを示しているわけではありません。表示されたアカウントは、そのユーザーのクラウドベース組織のアカウントが作成され、アカウント資格情報が社内組織からレプリケートされたことを示しているだけです。
問題がある場合は、Office 365 のフォーラムで質問してください。フォーラムにアクセスするには、クラウドベースのサービスへの管理者アクセス権限を付与されたアカウントを使用してサインインする必要があります。次のフォーラムにアクセスしてください。Office 365 フォーラム
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