Microsoft Project 2010 によるプロジェクトのスケジュール設定
Microsoft Project 2010 では、Visual Studio Team Foundation Server に格納されているデータに対して、チーム プロジェクトの計画、タスクのスケジュール設定、リソースの割り当て、および変更の追跡を行うことができます。 Project 2010 または Project 2013 を使用すると、簡略化されたグラフィカルなメニューや Office リボンから、多数のツールおよび機能にアクセスできます。 次の図に示すように、[チーム] タブ メニューには、Microsoft Excel の [チーム] タブで使用できる機能と同じ機能が表示されます。
Project チーム タブ リボン
Project 2010 と Project 2013 では、いくつかの新しいプロジェクト フィールドと関数がサポートされます。 Project を使用したチーム タスクのスケジュール方法によっては、タスクの作業項目フォームを更新して、新しいフィールドを表示することもできます。 新しい Project フィールドを、プロジェクト計画と Team Foundation の両方で維持するには、タスクの作業項目の種類と Microsoft Project のフィールド マップ ファイルをチーム プロジェクト用にカスタマイズする必要があります。
Project 2010 と Project 2013 のタスク関連の新機能
チーム プロジェクトの管理に使用できるタスク関連の新機能の説明を、次の表に示します。 詳細については、Project の Web サイトから「Project 2013 の新機能」を参照してください。
Project |
関連コンテンツ (Microsoft Web サイト) |
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タスクのスケジュール設定は手動で行うことも、自動的に行うこともできます。 次のリボン メニューからアクセスできるタスク モードを使用すると、チーム メンバーは、より柔軟にタスクをスケジュールすることができます。 手動でスケジュールされたタスク ( アイコンで表示される) を使用すると、タスクの存続時間、開始日および終了日を手動でスケジュールできます。 チーム メンバーは、手動でスケジュールされたタスクを自分のスケジュール内に配置でき、Project により配置先が変更されることはありません。 重要 チーム メンバーが各自のタスクを手動でスケジュールできるようにするには、このトピックで後述する「Team Foundation への Project フィールドの追加」に従って、必要なプロジェクト フィールドをタスクの作業項目に追加する必要があります。 自動スケジュールされたタスク () の開始日と終了日は、Project の以前のリリースと同様、タスクの依存関係およびプロジェクト カレンダーに基づくスケジュール エンジンによって決定されます。 旧バージョンの Project の自動スケジュールに慣れているプロジェクト マネージャーは、固有のタスクまたはプロジェクト全体に対して、新しい手動スケジュール機能をオフにすることもできます。 |
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タスクの選択を無効にすることで what-if 分析を実行します ( Project Professional 2010 のみ)。 アクティブ モードを使用すると、一部のタスクを非アクティブに指定したときのスケジュールへの影響を確認できます。 タスクを非アクティブに指定する場合は、そのタスクに関連付けられたすべてのデータを維持しますが、スケジュールとリソースの割り当てにおいてはデータ維持の対象から除外します。 重要 Project でタスクを無効にするときは、Team Foundation のタスクは無効にしないでください。無効なタスクは、Project の計画における [発行および更新] の割り当てに従って発行および更新されます。 |
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スケーラブル 64 ビット サポート。 64 ビット互換性に関しては、非常に大きく複雑なプロジェクトの作成をサポートできるように Project のパフォーマンスが向上しています。 |
Project フィールドを Team Foundation に追加する
チーム メンバーが、新しい Project フィールドを Team Foundation クライアントから表示または変更できるようにするには、タスク作業項目の種類の定義ファイルをカスタマイズして、Microsoft Project マッピング ファイルを更新する必要があります。 これらの変更を加えることで、Project の計画および Team Foundation データベースの両方でデータ フィールドを維持します。 これらのフィールドは読み取り専用にも、編集可能にもできます。 これらのフィールドは、クエリおよび構成要素レポートによって作業項目を検索する場合に使用できます。 具体的には、チーム メンバーを有効にするフィールドを追加して、固定されたタスクの開始日と終了日を指定できます。 これらのフィールドをタスクの作業項目フォームに追加すると、Team Foundation クライアントから開始日と終了日を表示および変更できます。
次の表では、実行するタスクのシーケンス、およびこれらのタスクの完了に関連するトピックを示します。
タスク |
関連トピック |
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チーム プロジェクトに追加する Project フィールドを決定します。 チーム メンバーが Team Foundation クライアントから手動でタスクをスケジュール設定するようにするには、Project フィールドを追加する必要があります。これらのフィールドには、作業項目フォームおよびプロジェクト マッピング ファイルに対するタスクの日付と存続期間が格納されます。 どの Project スケジュール フィールドを追加するかは、次の情報によって決定できます。
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タスクの作業項目の種類にフィールドを追加します。 作業項目の種類を更新するには、追跡する新しいフィールドごとに FIELD 要素を追加し、作業項目フォームに表示するフィールドごとに CONTROL 要素を追加します。 witadmin コマンド ライン ツールを使用して、作業項目の種類ごとに定義ファイルをエクスポートおよびインポートします。 注意 作業項目の種類は、Visual Studio のパワー ツールであるプロセス エディターを使用して作成および変更できます。詳細については、Microsoft Web サイトの「Team Foundation Server Power Tools (Team Foundation Server パワー ツール)」を参照してください。 |
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Microsoft Project のマッピング ファイルを更新します。 プロジェクトのマッピング ファイルで、各タスクのフィールドを Team Foundation のフィールドにどのようにマップするか、および各フィールドをどのように公開および更新するかを指定します。 各チーム プロジェクトは独自のマッピング ファイルに関連付けられます。 TFSFieldMapping コマンド ライン ツールを使用して、プロジェクトのマッピング XML ファイルをダウンロードおよびアップロードできます。 |