方法: データに接続する

SQL Server データベース、SharePoint リスト、Open Data Protocol (OData) サービス、SAP NetWeaver ゲートウェイ、または Windows Communication Foundation (WCF) Rich Internet Application (RIA) サービスから提供されるデータを参照できます。 次に、このデータを使用して、LightSwitch で画面およびクエリを作成できます。

ここでは、以下のタスクを完了する方法について説明します。

  • Connect to a SQL Server Database

  • Connect to a SharePoint List

  • Connect to an OData Service

  • Connect to an SAP NetWeaver Gateway

  • Connect to a WCF RIA Service

  • Refresh a Data Source

SQL Server データベースに接続

  1. ソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードをクリックします。

  2. [プロジェクト] メニューの [データ ソースの追加] をクリックします。

    データ ソースの添付ウィザードが表示されます。

  3. [データ ソースの種類を選択] ページで、[データベース] を選択し、[次へ] をクリックします。

  4. [データ ソースの選択] ダイアログ ボックスが表示された場合、[Microsoft SQL Server] をクリックして [OK] をクリックします。

  5. [接続プロパティ] ダイアログ ボックスで、Microsoft SQL Server (SqlClient)[データ ソース] ボックスで選択されて表示されていることを確認します。

    注意

    [データ ソース] ボックスの一覧に Microsoft SQL Server (SqlClient) が表示されない場合は、[変更] をクリックして、[データ ソースの変更] ダイアログ ボックスを開きます。次に、[データ ソースの変更] ダイアログ ボックスで [Microsoft SQL Server][.NET Framework SQL Server 用データ プロバイダー] を指定します。[OK] をクリックして、[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスに戻ります。

  6. [接続プロパティ] ダイアログ ボックスの [サーバー名] ボックスで、接続する SQL Server インスタンスの名前を入力します。

    注意

    SQL Server が LightSwitch と同じコンピューターで実行されている場合は、[サーバー名] ボックスに「localhost」と入力できます。

  7. データベースが Windows 認証を使用するように設定されている場合は、[Windows 認証を使用する] をクリックします。 そうでない場合は、[SQL Server 認証を使用する] をクリックして、データベースにアクセスできるユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。

  8. [データベースの選択または入力] をクリックします。 [データベース名の選択または入力] ボックスの一覧で、接続するデータベースの名前を選択または入力して、[OK] をクリックします。

  9. [データベース オブジェクトの選択] ページが表示されます。

  10. [データベース オブジェクトの選択] ページで、テーブルと LightSwitch アプリケーションで使用するテーブルとビューを選択して、[完了] をクリックします。

選択したデータベース、テーブル、およびビューはソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードのサブ ノードとして表示されます。

LightSwitch は、エンティティとしてテーブルとビューを参照します。 LightSwitch 内のエンティティは、データ デザイナーを使用して編集できます。 詳細については、「方法: LightSwitch データベースのデータ フィールドを定義する」を参照してください。

SQL ビューを選択したときに追加の手順を実行すると役立つ場合があります。 SQL ビューにはプライマリ キーがないため、LightSwitch エンティティではすべての必須フィールドが主キーとしてマークされます。 これらのフィールドを確認し、主キーの一部である必要がないフィールドの [キーである] プロパティを無効にします。

SQL ビューは、「CREATE VIEW (Transact SQL)」という記事の「更新可能なビュー」セクションで定義されている特定の条件を満たしている場合にのみ変更できます。 ビューを表す LightSwitch エンティティは、既定では編集できません。 その記事に記載されている更新条件をビューが満たすことが判明した場合、そのエンティティの [編集可能である] プロパティを有効にできます。

SQL ビューで主キーを無効にするには

  1. エンティティ デザイナーの [パースペクティブ] バーで [サーバー] をクリックします。

  2. 無効にする主キー フィールドを選択します。

  3. [プロパティ] ウィンドウで、[キーである] チェック ボックスをオフにします。

SQL ビューを編集可能にするには

  1. エンティティ デザイナーで、エンティティのタイトル バーを選択します。

  2. [プロパティ] ウィンドウで、[編集可能である] チェック ボックスをオンにします。

SharePoint リストに接続する

  1. ソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードをクリックします。

  2. [プロジェクト] メニューの [データ ソースの追加] をクリックします。

    データ ソースの添付ウィザードが表示されます。

  3. [データ ソースの種類を選択] ページで、[SharePoint] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  4. [SharePoint サイトのアドレス] ボックスに、接続するリストを含む SharePoint サイトの URL を入力します。 たとえば、リストの URL が https://sharepoint/sites/mysite/Lists/Customers/AllItems.aspx の場合は、[SharePoint サイトのアドレス] ボックスに「https://sharepoint/sites/mysite/」と入力します。

    注意

    SharePoint 2010 サイト内のみのリストを参照できます。

  5. [Windows 資格情報] または [その他の資格情報] のいずれかをクリックします。

    [他の資格情報] を選択した場合は、有効なユーザー名とパスワードを、該当するボックスに入力して [次へ] をクリックします。

  6. [データベース オブジェクトの選択] ページで、LightSwitch アプリケーションで使用するリストを選択して、[完了] をクリックします。

これで、選択したリストは、ソリューション エクスプローラー[データ ソース] の下に表示されます。

選択したリストはソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードのサブ ノードとして表示されます。

LightSwitch は、エンティティとしてリストを参照します。 LightSwitch 内のエンティティは、データ デザイナーを使用して編集できます。 詳細については、「方法: LightSwitch データベースのデータ フィールドを定義する」を参照してください。

OData サービスへの接続

  1. ソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードをクリックします。

  2. [プロジェクト] メニューの [データ ソースの追加] をクリックします。

    データ ソースの添付ウィザードが表示されます。

  3. [データ ソースの種類を選択] ページで、[OData サービス] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  4. [接続情報の入力] ページの [OData ソースのアドレス] フィールドに、サービスの完全な URL アドレスを入力します (たとえば、http://services.odata.org/Northwind/Northwind.svc/)。

    [次へ] をクリックします。

  5. [ログイン情報] の下で、サービスが使用する認証の種類を指定します。

    [その他の資格情報] を指定した場合は、有効なユーザー名パスワードを入力します。通常はサービスの所有者が指定します。

    [次へ] をクリックします。

  6. [エンティティの選択] ページで、LightSwitch アプリケーションで使用するエンティティを指定して、[完了] をクリックします。

    注意

    サービスに、指定しなかったエンティティとの関連性があると、警告ダイアログ ボックスが表示される可能性があります。[続行] をクリックして関連のあるエンティティを自動的に含めるか、[戻る] をクリックして選択内容を変更します。

指定したエンティティは、ソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードの下のサブノードとして表示されます。

LightSwitch はテーブルを参照してエンティティとして表示します。データ デザイナーを使用すると、エンティティを LightSwitch で編集することができます。 詳細については、「方法: LightSwitch データベースのデータ フィールドを定義する」を参照してください。

SAP NetWeaver ゲートウェイへの接続

  1. ソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードをクリックします。

  2. [プロジェクト] メニューの [データ ソースの追加] をクリックします。

    データ ソースの添付ウィザードが表示されます。

  3. [データ ソースの種類を選択] ページで、[SAP] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  4. [接続情報の入力] ページの [ OData サービス エンドポイントを指定してください] フィールドで、サービスの完全な URL アドレスを入力します。

  5. [認証の種類を指定してください] の下で、サービスが使用する認証の種類を指定します。

    [基本認証] を指定した場合は、有効なユーザー名パスワードを入力します。これらは、通常、サービスの所有者から通知されます。

    [次へ] をクリックします。

  6. [エンティティの選択] ページで、LightSwitch アプリケーションで使用するエンティティを指定して、[完了] をクリックします。

指定したエンティティは、ソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードの下のサブノードとして表示されます。

LightSwitch はテーブルを参照してエンティティとして表示します。データ デザイナーを使用すると、エンティティを LightSwitch で編集することができます。 詳細については、「方法: LightSwitch データベースのデータ フィールドを定義する」を参照してください。

WCF RIA サービスへの接続

他の種類のデータ ソースからデータを提供する WCF RIA サービスに接続できます。 LightSwitch 用の WCF RIA サービスの作成方法の詳細については、「LightSwitch 用の WCF RIA サービスの作成に関するガイドライン」を参照してください。

  1. ソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードをクリックします。

  2. [プロジェクト] メニューの [データ ソースの追加] をクリックします。

    データ ソースの添付ウィザードが表示されます。

  3. [データ ソースの種類を選択] ページで、[WCF RIA サービス] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  4. [WCF Ria サービスの選択] ダイアログ ボックスの [使用可能な WCF RIA サービス クラス] リストで、インポートする WCF RIA サービス クラスを選択します。 インポートするクラスがこのページに表示されない場合は、[参照の追加] をクリックしてから、サービス クラスを含むアセンブリまたはプロジェクトを選択します。

    [次へ] をクリックします。

  5. [インポートするデータ ソース オブジェクト] の下で、インポートするデータ ソース オブジェクトを選択します。

  6. [接続文字列] ボックスに、WCF RIA サービスによって使用されるデータ ソースの接続文字列を追加します。

    注意

    WCF RIA サービスが、LightSwitch アプリケーションの web.config ファイルから接続文字列を使用する場合は、接続文字列を指定する必要があります。ほとんどの場合、WCF RIA サービスの作成者は、[接続文字列] ボックスに表示されるヒント テキストを提供しています。このテキストは、接続文字列の正しい形式について説明しています。詳細については、「LightSwitch 用の WCF RIA サービスの作成に関するガイドライン」を参照してください。

  7. [完了] をクリックします。

選択したデータ ソース オブジェクトはソリューション エクスプローラーで、[データ ソース] ノードのサブ ノードとして表示されます。

LightSwitch は、エンティティとしてデータ ソース オブジェクトを参照します。 LightSwitch 内のエンティティは、データ デザイナーを使用して編集できます。 詳細については、「方法: LightSwitch データベースのデータ フィールドを定義する」を参照してください。

データ ソースを更新する

データ ソースが変更されている場合 (例: 新しいテーブルが追加された、またはサーバーで SharePoint リストのフィールドが変更された場合) は、LightSwitch でデータ ソースの定義を更新できます。 これにより、データ ソースの最新バージョンを使用して、クエリと画面のモデルを作成できます。

データ ソースを更新するには

  1. ソリューション エクスプローラーでデータ ソースを選択します。

  2. [プロジェクト] メニューで [データ ソースの更新] をクリックします。

    データ ソースの添付ウィザードが表示されます。

  3. インポートするオブジェクトを選択します。 [完了] をクリックし、データをインポートします。

    モデル内のエンティティによって記述されたデータ定義は、データ ソースのデータ定義に一致します。

参照

処理手順

方法: LightSwitch データベースのデータ フィールドを定義する

概念

LightSwitch アプリケーション データへの接続

LightSwitch 用の WCF RIA サービスの作成に関するガイドライン

その他の技術情報

データ: アプリケーションの背景情報