LightSwitch アプリケーションの配置

LightSwitch アプリケーションを配置するプロセスは、選択するアプリケーションの種類と配置シナリオに応じて異なります。

可能な配置シナリオは次のとおりです。

  • デスクトップ クライアント、2 層。 この配置シナリオは、エンド ユーザーの Windows デスクトップ コンピューター上で実行されるアプリケーションを作成します。 データベースとサーバーの各コンポーネントは、ネットワーク コンピューター上で実行されます。

  • デスクトップ クライアント、3 層。 この配置シナリオは、エンド ユーザーの Windows デスクトップ コンピューター上で実行されるアプリケーションを作成します。 データベースとサーバーの各コンポーネントは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) を実行しているサーバーまたは Microsoft Azure で実行されます。

  • ブラウザー クライアント、3 層 この配置シナリオは、エンド ユーザーの Web ブラウザーで実行されるアプリケーションを作成します。 データベースとサーバーの各コンポーネントは、IIS を実行しているサーバー上または Microsoft Azure 上で実行されます。

  • サービスのみ。 この配置シナリオでは、他のアプリケーションがアクセスできる OData Web サービスを作成します。 詳細については、「方法: LightSwitch OData サービスを配置する」を参照してください。

アプリケーションの種類はアプリケーション デザイナーで設定できます。 詳細については、「方法: LightSwitch アプリケーションの種類を変更する」を参照してください。

LightSwitch 3 層アプリケーションを配置するには、発行するかパッケージ化します。 いずれの場合も、LightSwitch 発行アプリケーション ウィザードが配置プロセスをガイドします。 このウィザードを開始するには、メニュー バーで [ビルド][<アプリケーション名> の発行] を選択するか、アプリケーション デザイナーを開き、[全般プロパティ] ページに移動して [発行] をクリックします。

  • 公開アプリケーションは、ウィザードの完了直後からクライアント コンピューター上で実行できます。 アプリケーションのインストール準備ができ、アプリケーションは自動的にデータベース スキーマを SQL Server に配置します。 データベース スキーマを配置するには、コンピューターへの管理アクセスが必要です。

  • パッケージ化されたアプリケーションには、アプリケーションを実行するために必要なものがすべてまとめられていますが、ユーザーがアプリケーションを利用するには追加の手順を実行する必要があります。 サーバー管理者がアプリケーションとデータベースのスキーマをインストールするときにこのオプションを選択します。 詳細については、「方法: LightSwitch アプリケーションをサーバーにインストールする」を参照してください。

LightSwitch アプリケーションの更新プログラムは、ウィザードを再度実行して配置できます。 3 層のブラウザー クライアントは、Web ページに再度移動するだけで更新バージョンを取得できます。 2 層のデスクトップ クライアントは、次回に実行される際に自動的に更新プログラムを受け取ります。

2 層のデスクトップ アプリケーションの発行

2 層デスクトップ アプリケーションを発行するには、アプリケーション デザイナーの [アプリケーション タイプ] ページにある [デスクトップ] を選択し、[発行] を選択して LightSwitch 発行アプリケーション ウィザードを表示します。

ウィザードの追加オプションはアプリケーションで選択した内容によって異なります。 詳細については、「方法: 2 階層の LightSwitch アプリケーションを配置する」を参照してください。

アプリケーションを発行すると、ユーザーは Setup.exe ファイルを実行して、ウィザードで指定した発行場所からインストールできます。

注意

Install.htm ファイルの指示に従って、クライアント コンピューターを事前に構成することが必要になる場合もあります。ファイルは Setup.exe ファイルと同じ場所に発行されます。

更新プログラムの発行

アプリケーションの更新を発行するには、アプリケーション デザイナーの [全般プロパティ] ページにある [アプリケーション バージョン] を更新します。 LightSwitch アプリケーション発行ウィザードをもう一度実行します。 ユーザーがアプリケーションを次回に実行すると、発行場所から自動的に更新プログラムを受け取ります。

注意

更新を発行する場合、スキーマを変更していない限り、データベースを再発行する必要はありません。データベースが再発行されないようにするには、LightSwitch 発行アプリケーション ウィザードを開き、[データ接続] ページに移動して、[SQL データベース スクリプトを生成する] チェック ボックスをオフにします。

アンインストール

エンド ユーザーは、[コントロール パネル][プログラムと機能] または [プログラムの追加と削除] から 2 層のデスクトップ アプリケーションをアンインストールできます。

3 層アプリケーションの発行

3 層アプリケーションを発行するには、IIS を実行していて、LightSwitch のためにあらかじめ構成されているサーバーへの管理アクセスを持ち、SQL Server を実行しているコンピューターへの管理アクセスも持っていることが必要です。 詳細については、「方法: LightSwitch アプリケーションをホストするためにサーバーを構成する」を参照してください。 Microsoft Azure でアプリケーションを発行することもできます。 詳細については、「方法: Microsoft Azure で LightSwitch アプリケーションをホストする」を参照してください。

発行プロセスは、デスクトップとブラウザーの両方のアプリケーションで同じです。 3 層アプリケーションを発行するには、クライアント デザイナーを開き、[アプリケーションの種類] ページに移動して、[デスクトップ] または [Web] オプション ボタンを選択します。

ウィザードの [発行出力] ページで、[サーバーにリモートで発行する] オプション ボタンを選択します。 ウィザードの追加オプションはアプリケーションで選択した内容によって異なります。 詳細については、「方法: 3 階層の LightSwitch アプリケーションを配置する」を参照してください。

アプリケーションが発行されると、ウィザードで指定した Web サイトで、ユーザーが ApplicationName リンクを選択してアプリケーションをインストールできます。ApplicationName は、アプリケーションの表示名です。 デスクトップ アプリケーションの場合は、ユーザーはインストールするよう促されます。 Web アプリケーションの場合、アプリケーションは Web ブラウザーで開きます。

更新プログラムの発行

アプリケーションの更新を発行するには、アプリケーション デザイナーの [全般プロパティ] ページにある [アプリケーション バージョン] を更新します。 LightSwitch アプリケーション発行ウィザードをもう一度実行します。 ユーザーがアプリケーションを次回に実行すると、新しいバージョンが自動的に表示されます。

注意

更新を発行する場合、スキーマを変更していない限り、データベースを再発行する必要はありません。データベースが再発行されないようにするには、LightSwitch 発行アプリケーション ウィザードを開き、[データ接続] ページに移動して、[SQL データベース スクリプトを生成する] チェック ボックスをオフにします。

アンインストール

エンド ユーザーは、[コントロール パネル][プログラムと機能] または [プログラムの追加と削除] から 3 層のデスクトップ アプリケーションをアンインストールできます。 ブラウザー アプリケーションは、IIS 管理者がサーバーからアンインストールする必要があります。

3 層アプリケーションのパッケージ化

パッケージの 3 層アプリケーションでは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) ホスト上にアプリケーションをインストールするために必要なものがすべて生成されます。 発行プロセスは、デスクトップとブラウザーの両方のアプリケーションで同じです。 3 層アプリケーションをパッケージ化するには、クライアント デザイナーを開き、[アプリケーションの種類] ページに移動して、[デスクトップ] または [Web] を選択します。 ウィザードの [発行出力] ページで、[パッケージをディスク上に作成する] オプション ボタンを選択します。 ウィザードの追加オプションはアプリケーションで選択した内容によって異なります。 詳細については、「方法: 3 階層の LightSwitch アプリケーションを配置する」を参照してください。

アプリケーションを発行すると、ウィザードで指定した発行場所にパッケージを含む .zip ファイルが配置されます。 このパッケージが作成されると、サーバー管理者は IIS を実行しているサーバーと SQL サーバーにアプリケーションを配置できます。 詳細については、「方法: LightSwitch アプリケーションをサーバーにインストールする」を参照してください。

更新プログラムの発行

アプリケーションの更新を発行するには、アプリケーション デザイナーの [全般プロパティ] ページにある [アプリケーション バージョン] を更新します。 LightSwitch アプリケーション発行ウィザードをもう一度実行します。 サーバー管理者が新しいパッケージをインストールすると、次回、ユーザーがアプリケーションを実行するときに、自動的に新しいバージョンが表示されます。

注意

更新を発行する場合、スキーマを変更していない限り、データベースを再発行する必要はありません。データベースが再発行されないようにするには、LightSwitch 発行アプリケーション ウィザードを開き、[データ接続] ページに移動して、[SQL データベース スクリプトを生成する] チェック ボックスをオフにします。

アンインストール

エンド ユーザーは、[コントロール パネル][プログラムと機能] または [プログラムの追加と削除] から 3 層のデスクトップ アプリケーションをアンインストールできます。 ブラウザー アプリケーションは、IIS 管理者がアンインストールする必要があります。

参照

処理手順

方法: LightSwitch アプリケーションの種類を変更する

方法: LightSwitch アプリケーションをサーバーにインストールする

概念

方法: 2 階層の LightSwitch アプリケーションを配置する

その他の技術情報

配置: アプリケーションの配布と保守

方法: 3 階層の LightSwitch アプリケーションを配置する

方法: Microsoft Azure で LightSwitch アプリケーションをホストする