MustOverride (Visual Basic)

このクラスで実装されておらず、派生クラスでオーバーライドしないと使用できないプロパティやプロシージャであることを示します。

解説

MustOverride は、プロパティまたはプロシージャの宣言ステートメント内でだけ使用できます。 MustOverride が指定されているプロパティまたはプロシージャは、クラスのメンバーであることが必要です。また、そのクラスには MustInherit (Visual Basic) が指定されている必要があります。

規則

  • **不完全な宣言。**MustOverride を指定したプロパティまたはプロシージャには、コードを 1 行も追加しません。End Function、End Property、または End Sub のステートメントも追加しないでください。

  • **結合された修飾子。**同じ変数宣言で MustOverride を、NotOverridable、Overridable、または Shared と同時に指定することはできません。

  • **シャドウとオーバーライド。**シャドウとオーバーライドは、どちらも継承された要素を再定義しますが、そのアプローチは大きく異なります。 詳細については、「Visual Basic におけるシャドウ」を参照してください。

  • 別の呼び名オーバーライドしないと使用できない要素を、純粋仮想要素とも呼びます。

修飾子 MustOverride は、次の構文で使用します。

Function ステートメント (Visual Basic)

Property ステートメント

Sub ステートメント (Visual Basic)

参照

関連項目

NotOverridable (Visual Basic)

Overridable (Visual Basic)

Overrides (Visual Basic)

MustInherit (Visual Basic)

概念

Visual Basic におけるシャドウ

その他の技術情報

キーワード (Visual Basic)