Property 要素 (MSBuild)

ユーザー定義のプロパティ名およびプロパティ値を格納します。 MSBuild プロジェクトで使用する各プロパティは、PropertyGroup の子要素として指定する必要があります。

<Property Condition="'String A' == 'String B'">
    Property Value
</Property>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性

Description

Condition

省略可能な属性です。

評価する条件です。 詳細については、「MSBuild の条件」を参照してください。

子要素

なし。

親要素

要素

Description

PropertyGroup

プロパティをグループ化するための要素です。

テキスト値

テキスト値は省略可能です。

このテキストは、プロパティ値を指定するものです。XML を含めることができます。

解説

プロパティ名には ASCII 文字のみを使用できます。 プロパティ名を "$(" と ")" で囲むと、プロパティ値をプロジェクトで参照できるようになります。 たとえば、builddir プロパティの値が build の場合、$(builddir)\classes は、"build\classes" と解決されます。 プロパティの詳細については、「MSBuild プロパティ」を参照してください。

使用例

Version プロパティが空の場合に、Optimization プロパティを false に設定し、DefaultVersion プロパティを 1.0 に設定するコードを次に示します。

<PropertyGroup>
    <Optimization>false</Optimization>
    <DefaultVersion Condition="'$(Version)' == ''" >1.0</DefaultVersion>
</PropertyGroup>

参照

概念

MSBuild プロパティ

MSBuild プロジェクト ファイル スキーマ リファレンス