Team Foundation Server のコンポーネントにおけるグローバルな Web.Config ファイルの設定

このトピックでは、Team Foundation Server のグローバルな web.config ファイルで構成できる設定について説明します。これらの設定にアクセスして変更する方法を説明した一般的な手順については、「方法 : Team Foundation Server コンポーネントの Web.Config 設定を変更する」を参照してください。

グローバルな Web.Config の設定

設定 説明

sqlTimeout

この設定は、すべての SQL コマンドのタイムアウトの長さを秒数で表す数値です。

commandLogging

この設定は、Web サービス メソッドのログ記録動作を指定するために使用される文字列です。有効値は次のとおりです。

None   Web メソッドはログ記録されません。

OnError   エラーが発生した Web メソッドがログ記録されます。

ReadWrite   データベースを変更する Web メソッドがログ記録されます。

Normal   ReadWrite の Web メソッドに加え、データベースを変更しない Web メソッドもログ記録されます。

LightWeight   ReadWrite の Web メソッドに加え、最小限のデータベース アクセスを行う Web メソッドもログ記録されます。

All   すべての Web メソッドに加え、Web サービス メソッド要求に関する詳細情報がある場合は、それも常にログ記録されます。

既定値は、None です。

TfsNameUrl

この設定はアプリケーション層サーバーの URL で、Team Foundation Server のすべての Web サービスが、Services\registration.asmx Web サービスを使用して、そのコンピュータで実行されている他の Web サービスを検索するために使用します。

注意

この設定は変更しないでください。

TFS Name

この設定は、アプリケーション層コンピュータの名前を表す文字列です。

この設定は変更しないでください。

TfsUrlPublic

この設定は、作業項目などの成果物を取得するための完全パスの URL を作成するために使用するインターネット URL を表し、プロジェクトの警告電子メール通知に記載されます。

traceWriter

この設定は、トレースを有効にするか無効にするかを決定する Boolean 値です。この値を true に設定すると、トレース結果がファイルに取り込まれます。web.config ファイルの system.diagnostics セクションでトレースの設定を切り替えることにより、収集される情報の種類と量を制御できます。詳細については、「Team Foundation Server コンポーネントでのトレースの有効化」を参照してください。

Noteメモ :

トレースを有効にすると、実行時の要求が増加し、アプリケーション層のプロセッサおよび I/O の使用量が増加します。

traceDirectoryName

この設定は、トレース ファイルのフォルダの場所を表す string 値です。

参照

処理手順

方法 : Team Foundation Server コンポーネントの Web.Config 設定を変更する

その他の技術情報

Team Foundation Server コンポーネントでのトレースの有効化
Team Foundation Server の構成設定の管理