方法 : Web サービスを使用して Team Foundation Server コンポーネントのトレース機能を有効化および構成する

組み込みの Web サービスを使用すると、Team Foundation Server アプリケーションのトレース機能を有効にできます。これにより、アプリケーション プールのリサイクルを行わずに、プロセスに関するステータス情報を収集します。問題を検出した後に、情報の収集を開始できます。ここでは、個々の Team Foundation Server アプリケーションのトレース機能を有効にする方法について説明します。トレースに関する一般的な情報については、「アプリケーションのトレースとインストルメント」を参照してください。

Web サービスのみを使用して、すべての組み込みトレース機能の有効と無効を切り替えることができます。個々のトレース機能の有効と無効を切り替えるには、「方法 : Team Foundation Server コンポーネントの Web.Config 設定を変更する」で説明しているように、Team Foundation Server の web.config ファイルを手動で変更する必要があります。

Noteメモ :

この方法を使用してトレース機能を有効にした場合、アプリケーション プールを再起動するとトレース設定が失われます。トレースのステータスに対する変更を保持するには、「方法 : Team Foundation Server コンポーネントの Web.Config 設定を変更する」で説明しているように web.config ファイルを変更する必要があります。

Team Foundation Server アプリケーションのトレース機能を有効にするには

  • Internet Explorer で、次の URL に移動します。

    http://<tfsserver>:<port>/<WebService>/tftrace.aspx?[traceWriter=<true|false>][&][All=<traceLevel>]

    この構文で、<tfsserver> は Team Foundation Server の名前を表します。<Port> はポートを表し、通常は 8080 です。<WebService> は、トレース機能を有効にする Team Foundation Server アプリケーションの名前を表します。引数 traceWriter と引数 All は必要に応じて定義します。引数 <WebService> および引数 <traceLevel> の例と有効値については、以下を参照してください。

    <WebService> の有効値は、BuildservicesVersionControlWarehouse、および WorkItemTracking です。All 引数の有効値は、NoneErrorsWarningsInformation、および Verbose です。

    この例では、すべての VersionControl トレース スイッチを Verbose に設定し、traceWriter 値は変更しません。

    http://<tfsserver>:8080/VersionControl/tftrace.aspx?All=Verbose

    この例では、すべての Warehouse トレース スイッチを Error に設定し、traceWriter 値を true に設定します。

    http://<tfsserver>:8080/Warehouse/tftrace.aspx?traceWriter=true&All=Error

    Noteメモ :

    トレースを有効化したり、トレース レベルを変更したりすると、空白の Web ページが表示されます。

セキュリティ

この手順を実行するには、Team Foundation アプリケーション層サーバーの管理者グループのメンバである必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : Team Foundation Server コンポーネントのトレース出力ディレクトリを変更する
方法 : Team Foundation Server コンポーネントの Web.Config 設定を変更する

その他の技術情報

Team Foundation Server コンポーネントでのトレースの有効化