DaRT 10 でサポートされる構成
このトピックでは、環境で Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) 10 のインストールと実行に必要な、必須ソフトウェアとサポートされる構成要件について説明します。DaRT 10 の実行に必要な、オペレーティング システムの要件とシステム要件の両方が記述されています。DaRT 回復イメージの作成に考慮が必要な前提条件については、「DaRT 10 回復イメージの作成計画」を参照してください。
以降のリリースでサポートされる構成については、該当するリリースのドキュメントを参照してください。
2 つの方法のいずれかで、DaRT をインストールすることができます。DaRT の実行に関連するすべての作業を行う IT 管理者のコンピューターに、すべての機能をインストールすることができます。また、管理者のコンピューターに回復イメージを作成する DaRT 機能のみをインストールしてから、ヘルプ デスクのコンピューターに DaRT の実行に使用する機能 (DaRT リモート接続ビューアー) をインストールすることもできます。
DaRT 10 の前提条件ソフトウェア
DaRT をインストールする前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。
管理者のコンピューターの前提条件
次の表は、DaRT 10 および DaRT ツールのすべてをインストールする場合の、管理者のコンピューターのインストールの前提条件を一覧にしたものです。
| 前提条件 | 詳細情報 |
|---|---|
Windows Assessment and Development Kit (ADK) |
DaRT 回復イメージ ウィザードに必要です。Windows イメージのカスタマイズ、展開およびサービスに使用される展開ツールと、Windows プレインストール環境 (Windows PE) が含まれます。リモート接続ビューアーとクラッシュ アナライザーの両方、あるいはそのいずれかのみをインストールする場合は、ADK は必要ありません。 |
Windows Development Kit または Software Development Kit (オプション) |
クラッシュ アナライザーでメモリ ダンプ ファイルを分析するには、Windows Driver Kit の Windows 10 Debugging Tools が必要です。 |
Windows 10 64 ビットまたは 32 ビットの ISO イメージ |
DaRT は、Windows 10 メディアの Windows 回復環境 (Windows RE) イメージが必要です。作成する DaRT 回復イメージの種類に応じて、Windows 10 の 32 ビット バージョンまたは 64 ビット バージョンをダウンロードします。環境で両方のシステムの種類をサポートする場合は、Windows 10 の両方のバージョンをダウンロードします。 |
ヘルプ デスクのコンピューターの前提条件
次の表は、DaRT 10 リモート接続ビューアーを実行する場合の、ヘルプ デスクのコンピューターのインストールの前提条件を一覧にしたものです。
| 前提条件 | 詳細情報 |
|---|---|
DaRT 10 リモート接続ビューアー |
Windows 10 オペレーティング システム上にインストールする必要があります。 |
Debugging Tools for Windows |
クラッシュ アナライザー ツールをインストールする場合のみ必要です。 |
エンド ユーザーのコンピューターの前提条件
エンド ユーザーのコンピューターには、Windows 10 オペレーティング システム以外にインストールが必要な、前提条件となるソフトウェアはありません。
DaRT 10 オペレーティング システムの要件
管理者のコンピューターのシステム要件
次の表は、DaRT 10 管理者のコンピューターのインストールでサポートされているオペレーティング システムの一覧です。
注意
管理者のコンピューターにインストールする追加のツールに必要な領域があるように、ディスク領域を割り当ててください。
注意
マイクロソフトは、現在の Service Pack をサポートします。一部のケースでは、その直前の Service Pack をサポートします。お使いの製品のサポート タイムラインを探すには、「Lifecycle Supported Service Packs (ライフサイクルでサポートされるサービス パック」をご覧ください。マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシーの詳細については、「ライフサイクル ポリシー FAQ」をご覧ください。
| オペレーティング システム | エディション | サービス パック | システム アーキテクチャ | オペレーティング システムの要件 | DaRT 実行用 RAM 要件 |
|---|---|---|---|---|---|
Windows 10 |
すべてのエディション |
該当なし |
64 ビット |
2 GB |
2.5 GB |
Windows 10 |
すべてのエディション |
該当なし |
32 ビット |
1 GB |
1.5 GB |
DaRT ヘルプ デスクのコンピューターのシステム要件
ヘルプ デスクがリモートでコンピューターのトラブルシューティングを行うには、ヘルプ デスクのコンピューターにリモート接続ビューアーをインストールする必要があります。必要に応じて、ヘルプ デスクのコンピューターにクラッシュ アナライザーをインストールすることもできます。
DaRT 10 を使用すると、ヘルプ デスク担当者は、DaRT 7.0、DaRT 8.0、DaRt 8.1、または DaRT 10 リモート接続ビューアーを使用して DaRT 10 コンピューターに接続できます。DaRT 7.0、DaRT 8.0、DaRt 8.1 のリモート接続ビューアーには、それぞれ、Windows 7、Windows 8、または Windows 8.1 オペレーティング システムが必要ですが、DaRT 10 リモート接続ビューアーには Windows 10 が必要です。DaRT 10 リモート接続ビューアーおよび他のすべての DaRT 10 ツールは、Windows 10 搭載コンピューターにのみインストールできます。
次の表は、DaRT ヘルプ デスクのコンピューターのインストールでサポートされているオペレーティング システムの一覧です。
| オペレーティング システム | エディション | サービス パック | システム アーキテクチャ | オペレーティング システムの要件 | DaRT 実行用 RAM 要件 |
|---|---|---|---|---|---|
Windows 10 |
すべてのエディション |
該当なし |
64 ビット |
2 GB |
2.5 GB |
Windows 10 (リモート接続ビューアー 10.0 を使用する場合) |
すべてのエディション |
該当なし |
32 ビット |
1 GB |
1.5 GB |
Windows 8 |
すべてのエディション |
該当なし |
64 ビット |
2 GB |
2.5 GB |
Windows 8 (リモート接続ビューアー 8.0 を使用する場合) |
すべてのエディション |
該当なし |
32 ビット |
1 GB |
1.5 GB |
Windows 7 (リモート接続ビューアー 7.0 を使用する場合) |
すべてのエディション |
SP1、SP2 |
64 ビットまたは 32 ビット |
1 GB |
該当なし |
Windows Server 2012 |
Standard、Enterprise、Datacenter |
該当なし |
64 ビット |
2 GB |
1.0 GB |
Windows Server 2012 R2 |
Standard、Enterprise、Datacenter |
該当なし |
64 ビット |
2 GB |
1.0 GB |
DaRT では、エンド ユーザーのコンピューターに次の最小ハードウェア要件も必要です。
CD あるいは DVD ドライブ、または USB ポート - 社内で CD、DVD、またはUSB を使用して DaRT を展開する場合のみ必要です。
BIOS が、CD または DVD、USB フラッシュ ドライブ、リモート パーティションまたは回復パーティションからのコンピューターの起動をサポートしていること。
DaRT 10 エンド ユーザーのコンピューターのシステム要件
DaRT 10 の Diagnostics and Recovery Toolset ウィンドウを使用するには、エンド ユーザーのコンピューターに、次のオペレーティング システムのいずれかと、DaRT 用に指定された容量のシステム メモリを搭載する必要があります。
| オペレーティング システム | エディション | サービス パック | システム アーキテクチャ | オペレーティング システムの要件 | RAM 要件 |
|---|---|---|---|---|---|
Windows 10 |
すべてのエディション |
該当なし |
64 ビット |
2 GB |
2.5 GB |
Windows 10 |
すべてのエディション |
該当なし |
32 ビット |
1 GB |
1.5 GB |