チャット ルーム

トピックの最終更新日: 2009-01-22

チャット ルームでは、複数のユーザーが会話に参加し、テキスト、リンク、およびファイルを含む特定のトピックについての内容を投稿したり、それらにアクセスしたりできます。セッション中、ユーザーは常にアクティブであり、リアルタイムで通信できますが、各セッションの内容を永続的にすることができます。これは、セッションの完了後も、会話の内容を見ることができることを意味します。Office Communications Server でチャット ルームを有効にするには、グループ チャット機能を展開します。ユーザーが Office Communications Server 2007 R2 に対して有効であり、グループ チャットのサポートが展開されている場合、ユーザーは、グループ チャットをインストールし、それを使用してチャット ルームをサポートできます。The Office Communications Server 2007 R2 のグループ チャット サーバーは、フェデレーション ユーザー アクセスをサポートします。Office Communications Server 2007 R2 のグループ チャット管理ツールを使用すると、フェデレーション ユーザーによる特定のチャット ルームへのアクセスを明示的にプロビジョニングできます。

グループ チャットは、インスタント メッセージング (IM) とプレゼンスもサポートします。IM の内容は、永続的ではありません。グループ チャットでの IM とプレゼンスの特徴と機能は、Communicator が提供するものと同じですが、グループ チャットのインスタント メッセージングでは、マルチパーティ IM をサポートしていません。Office Communications Server のユーザーが使用できる IM とプレゼンスのサポートの詳細については、「インスタント メッセージング、プレゼンス、および会議」を参照してください。

グループ チャットは、次のことを可能にします。

• 地理的に分散されたチームや職能上の枠を越えたチーム間でのコミュニケーションを深めます。グループ チャットを使用して、チームは、情報、アイデア、およびグループとしての意思決定を効率的に共有できます。チャット ルーム (ディスカッション フォーラム) に投稿されたメッセージは永続的にできるので、異なる場所や部門の人間が常に同時にオンラインでない場合でも会話に参加できます。ユーザーがチャット ルームに接続すると、構成可能なチャット履歴メッセージ数がグループ チャットに自動的に読み込まれ、会話のコンテキストがユーザーに提供されます。
• 社外の人間とのコミュニケーションを深めます。グループ チャットのフェデレーション機能を使用すると、ビジネス パートナー、顧客、およびベンダがチャット ルームに加わり、安全な状態でグループ ディスカッションに参加できます。
• 情報の認知を高めます。フィルタを使用すると、ユーザーは、メッセージの内容やメッセージの "送信元" フィールドの値に含まれるキーワードなどの条件を定義し、グループ チャットの IM またはチャット ルームのメッセージの中でこれらの条件が満たされた場合に通知を受信できます。
• 重要な知識と情報の分散を促進します。ディスカッションの中にドキュメントとリンクを含めて、チーム全体がアクセスできるようにします。幅広い範囲のチームに質問を投げかけることで、ユーザーは、問題の領域の専門家から回答を得ることができます。他の情報システムとの統合によって、重要な組織データを、多数のグループに容易に伝達できます。

グループ チャットの内容は、コンプライアンスなどの要件を満たすために、アーカイブすることもできます。チャット ルームをアーカイブするには、グループ チャット コンプライアンス サーバーを展開する必要があります。インスタント メッセージのアーカイブは、Office Communications Server 2007 R2 がアーカイブをサポートするように設定されている場合に実行できます。アーカイブの詳細については、「アーカイブとコンプライアンス」を参照してください。