RGSCOT.exe のコマンド ライン オプション

トピックの最終更新日: 2009-03-06

RGSCOT.exe コマンド ライン ユーティリティを使って、応答グループ サービス連絡先オブジェクトを作成および管理できます。連絡先オブジェクトは Active Directory オブジェクトです。連絡先オブジェクトは、Office Communications Server によって作成されたコンテナに保存されます。各応答グループまたはワークフローに 1 つの連絡先オブジェクトが関連付けられます。

RGSCOT.exe コマンド ライン ユーティリティは、Office Communications Server 2007 R2 管理ツールと同時にインストールされます。既定のインストール先は、%ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Office Communications Server 2007 R2 です。RGSCOT.exe コマンド ライン ユーティリティを実行するには、RTCUniversalServerAdmins グループのメンバである必要があります。

構文

RGSCOT /command [/PrimaryURI:<SIP URI of Contact object>] [/DisplayName:<display name>] 
[/PoolFQDN:<FQDN of pool>] [/DisplayNumber:<display number>] [/EnabledForFederation:<True|False>] 
[/LineUri:tel:<actual telephone number>] 

コマンド

次のいずれかのコマンドを指定する必要があります。

コマンド 説明

Create

新しい連絡先オブジェクトを作成します。このコマンドには、/PrimaryUri、/DisplayName、および /PoolFQDN コマンド ライン オプションを指定する必要があります

Edit

既存の連絡先オブジェクトを編集します。このコマンドには、/PrimaryUri コマンド ライン オプションを指定する必要があります。

Delete

既存の連絡先オブジェクトを削除します。このコマンドには、/PrimaryUri コマンド ライン オプションを指定する必要があります。

?

このツールのコマンド ライン構文とオプションを表示します。

コマンド ライン オプション

他に次のコマンド ライン オプションを指定できます。

コマンド ライン オプション 説明

PrimaryUri

連絡先オブジェクトのセッション開始プロトコル (SIP) URI (Uniform Resource Identifier) を指定します。連絡先オブジェクトがワークフローに関連付けられた後は、これが、そのワークフローへのアクセスに使用される URI アドレスになります。この URI アドレスは変更できません。

DisplayName

クライアントに表示する名前 (Office Communicator など) を指定します。

Dd425139.note(ja-jp,office.13).gif注:
表示名にスペースが含まれる場合は、名前を引用符で囲みます (たとえば /DisplayName:"Help Desk")。

PoolFQDN

応答グループ サービスがインストールされているプールの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定します。

EnabledForFederation

フェデレーションに対して連絡先オブジェクトを有効にするかどうかを指定します。フェデレーション ユーザーに応答グループの呼び出しを許可する場合は、True に設定します。既定値は False です。

Dd425139.note(ja-jp,office.13).gif注:
フェデレーション対応のワークフローに従事するエージェントに対しても、フェデレーションを有効にする必要があります。有効になっていない場合、発信者は応答グループを呼び出すことはできますが、エージェントは発信者に接続できません。

LineUri:tel

連絡先オブジェクトに関連付けられている電話番号を指定します。

DisplayNumber

クライアントに表示する電話番号を指定します。

Dd425139.note(ja-jp,office.13).gif注:
表示番号にスペースが含まれる場合は、番号を引用符で囲みます (たとえば /DisplayNumber: "+1 (425) 555-0100")。

次のコマンドは、新しい連絡先オブジェクトを作成します。

RGSCOT /Create /PrimaryUri:sip:ask.mktg@contoso.com /PoolFQDN:serverA.contoso.com /LineUri:tel:+14255550156

次のコマンドは、既存の連絡先オブジェクトを変更して、表示名を設定し、フェデレーションのサポートを有効にします。

RGSCOT /Edit /PrimaryUri:sip:ask.mktg@contoso.com /DisplayName:“Marketing Questions” /EnabledForFederation:true

次のコマンドは、連絡先オブジェクトを削除します。

RGSCOT /Delete /PrimaryUri:sip:ask.mktg@contoso.com