Communicator Web Access の URL の公開

トピックの最終更新日: 2009-03-06

Office Communications Server 2007 R2 では、ユーザーは匿名ユーザーを含む他のユーザーをインスタント メッセージング電話会議、電話会議、およびデスクトップ共有セッションに招待できます。ユーザーがこれらの会議をスケジュールしたり、会議に参加したりできるように、Communicator Web Access (2007 R2 リリース) では 1 組の Web ページ (dialin と join) をホストします。これらのページを会議のスケジュールと参加に使用できるようにするには、ページの URL を Active Directory に公開する必要があります。この URL は、仮想サーバーを作成するときに公開することも、Communicator Web Access スナップインを使用して後で公開することもできます。

URL を公開する際には、次の 4 つの公開オプションを利用できます。

  • 外部仮想サーバー URL
  • 内部仮想サーバー URL
  • ダイヤルイン電話会議情報サフィックス
  • 匿名電話会議参加サフィックス

ダイヤルイン電話会議情報サフィックスは、ユーザーがダイヤルイン電話会議情報を構成できるページの名前です。既定では、ダイヤルイン電話会議情報サフィックス (ページの名前) は dialin です。プライマリ Communicator Web Access URL が https://im.contoso.com の場合、ダイヤルイン会議のページは https://im.contoso.com/dialin になります。電話会議参加サフィックスは、電話会議に参加するユーザーが転送されるページです。既定では、電話会議参加サフィックスは join です。これらの値はいずれも変更できません。

外部仮想サーバーと内部仮想サーバーの URL は、プライマリ Communicator Web Access URL です。Communicator Web Access を使用して電話会議に参加するように他のユーザーを招待する場合は、会議の招待を作成するときにこのアドレスを使用します。内部 URL と外部 URL の両方をサポートする場合は、これら両方の値を外部仮想サーバーの URL に設定することをお勧めします。この方法をお勧めする 1 つの理由として、Microsoft Outlook 用会議アドイン (通常は電話会議のスケジュールに使用されるツール) には外部 URL だけが表示されるという点があります。このツールでは、内部 URL は使用できません。2 つの URL を同じ値に設定すると、内部または外部のユーザーが電話会議に参加するときの問題も発生しなくなります。

内部ユーザーだけをサポートする場合は、これら両方の値を内部仮想サーバーの URL に設定してください。

通常、URL を何度も公開する必要はありません。URL の再公開が必要なのは、プライマリ Communicator Web Access URL を変更した場合 (https://im.contoso.comhttps://cwa.contoso.com に変更した場合など) に限られます。

展開時に Communicator Web Access の URL を公開するには

  1. [Communicator Web Access の展開] ページで、[ステップ 4:Communicator Web Access の URL を公開する] の [実行] をクリックします。

  2. [Web アドレスの公開] ページの [外部 Web アドレス (URL)] および [内部 Web アドレス (URL)] の両方のボックスに、組織のファイアウォールの外にいるユーザーが Communicator Web Access クライアントにサインインするために使用する URL を入力します (https://im.contoso.com など)。

  3. [公開] をクリックします。

既に述べたように、Communicator Web Access スナップインを使用して URL を公開することもできます。

Communicator Web Access スナップインを使用して Communicator Web Access の URL を公開するには

  1. Communicator Web Access スナップインをインストールしたコンピュータにログオンします。URL を公開する管理者は、ローカル Administrators グループおよび RTCUniversalServerAdmins グループのメンバである必要があります。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントします。次に、[Microsoft Office Communications Server 2007 R2 Communicator Web Access] をクリックします。

  3. コンソール ツリーで、[Microsoft Office Communications Server 2007 R2 Communicator Web Access] を右クリックし、[Web アドレスを公開] をクリックします。

  4. [Web アドレスの公開] ページの [外部 Web アドレス (URL)] および [内部 Web アドレス (URL)] の両方のボックスに、組織のファイアウォールの外にいるユーザーが Communicator Web Access クライアントにサインインするために使用する URL を入力します (https://im.contoso.com など)。

  5. [公開] をクリックします。

Active Directory に公開した URL とサフィックスを知る必要がある場合は、Windows Management Instrumentation (WMI) を使用してこの情報を取得できます。

公開した URL を確認するには

  1. Communicator Web Access がインストールされているコンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。

  2. [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスに「wbemtest」と入力し、[OK] をクリックします。

  3. [Windows Management Instrumentation テスト] で、[接続] をクリックします。

  4. 必要に応じて、[名前空間] ボックスに「root\cimv2」と入力します。[接続] をクリックします。

  5. [Windows Management Instrumentation テスト] で、[クラスを開く] をクリックします。

  6. [クラス名の取得] ダイアログ ボックスの [ターゲット クラス名の入力] ボックスに「MSFT_SIPGlobalCWAServerConfigSetting」と入力し、[OK] をクリックします。

  7. [MSFT_SIPGlobalCWAServerConfigSetting のオブジェクト エディタ] ダイアログ ボックスで、[システム プロパティを表示しない] をクリックし、[インスタンス] をクリックします。

  8. [クエリ結果] ダイアログ ボックスで、MSFT_SIPGlobalCWAServerConfigSetting クラスの唯一のインスタンスをダブルクリックします。