Standard Edition サーバーのインストール

トピックの最終更新日: 2009-05-06

Microsoft Office Communications Server 2007 R2 Standard Edition は、展開ツールを実行してインストールします。Standard Edition は、Office Communications Server 2007 R2 CD またはネットワーク共有からインストールできます。

Dd425240.note(ja-jp,office.13).gif注:
Office Communications Server Standard Edition をインストールする前に、インターネット インフォメーション サービス (IIS) がインストールされていることを確認してください。IIS は、Web コンポーネント サーバーに必要なコンポーネントです。

Windows Server 2008 オペレーティング システムに Office Communications Server 2007 R2 をインストールする場合は、Office Communications Server 2007 R2 のインストールとアクティブ化を行うときに、Windows ファイアウォールを実行しておくことを強くお勧めします。Office Communications Server 2007 R2 のインストール時に Windows ファイアウォールが実行されていない場合は、インストール後に Windows ファイアウォールを開始してから、アクティブ化手順を実行して必要なポートを開く必要があります。または、「SQL Server 2008 のアクセス用の Windows ファイアウォールの構成」を参照して、Windows ファイアウォールのポートを手動で開くこともできます。

展開ツールを実行すると、バックエンド データベース用に Microsoft SQL Server 2005 Express Edition SP2 が自動的にインストールされます。このコンポーネントを個別にインストールする必要はありません。

Office Communications Server 2007 R2 が適切に実行されるようにするには、Microsoft Visual C++ 再領布可能パッケージ、Microsoft .NET Framework 3.5、および Windows Media フォーマット ランタイムもコンピュータにインストールする必要があります。これらの前提条件がコンピュータにインストールされていない場合は、インストールを指示するメッセージが表示されます。インストールするように選択すると、自動的にインストールされます (セットアップを続行するには、これらのコンポーネントをインストールする必要があります)。

Dd425240.important(ja-jp,office.13).gif重要:
Office Communications Server スナップイン、Communicator Web Access スナップイン、Response Group Service スナップイン、および展開コマンド ライン ツール LcsCmd.exe をインストールするには、展開ウィザードで [管理ツール] をクリックします。Office Communications Server 2007 R2 では、これらのツールは既定でインストールされません。

Office Communications Server Standard Edition を展開するには

  1. DomainAdmins グループおよび RTCUniversalServerAdmins グループ、または同等のユーザー権限を持つグループのメンバとして、Standard Edition サーバーをインストールするサーバーにログオンします。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • Microsoft Office Communications Server 2007 R2 CD を挿入し、[Standard Edition] をクリックします。
    • ネットワーク共有の \setup\amd64\ フォルダに移動し、setupSE.exe をダブルクリックしてインストールします。
  3. [Standard Edition サーバーの展開] をクリックします。

  4. [サーバーの展開] の [実行] をクリックします。

  5. [サーバーの展開ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。

  6. 使用許諾契約書の内容を確認し、[使用許諾契約書に同意します] をクリックして続行し、[次へ] をクリックします。

  7. [サーバー ファイルの場所] ページで、次のいずれかの操作を行います。

    • ファイルを既定の場所にインストールするには、[次へ] をクリックします。
    • ファイルを別の場所にインストールするには、[参照] をクリックし、ファイルをインストールする場所を指定して、[次へ] をクリックします。
  8. [アプリケーションの構成] ページで、次の操作を行います。

    • 会議アテンダント アプリケーションをアクティブ化するには、[会議アテンダント] チェック ボックスをオンにします。

    • 会議アナウンス サービスをアクティブ化するには、[会議アナウンス サービス] チェック ボックスをオンにします。

    • 応答グループ サービスをアクティブ化するには、[応答グループ サービス] チェック ボックスをオンにします。

    • 外部音声コントロールをアクティブ化するには、[外部音声コントロール] チェック ボックスをオンにします。

      Dd425240.note(ja-jp,office.13).gif注:
      このページのアプリケーションの詳細については、「新しいサーバー アプリケーション」を参照してください。
  9. [Standard Edition サーバーのメイン サービス アカウント] ページで、このコンピュータでコア Office Communications Server サービスを実行するために使用する新規または既存のサービス アカウント名を入力し、アカウントのパスワードを入力してから、[次へ] をクリックします。

    Dd425240.note(ja-jp,office.13).gif注:
    既定のアカウントは RTCService です。新しいアカウントを設定する場合は、組織の Active Directory パスワード要件を満たす複雑なパスワードを使用するようにします。
    新しいアカウントを作成する場合、アカウントが Active Directory ドメイン サービス (AD DS) でレプリケートされるまで、アクティブ化に失敗することがあります。アクティブ化に失敗した場合は、アカウントがレプリケートされるのを待ってから再試行してください。
  10. [この Standard Edition サーバーのコンポーネント サービス アカウント] ページで、このコンピュータで音声ビデオ会議サーバー コンポーネントおよび Web 会議サーバー コンポーネントを実行するために使用する新規または既存のサービス アカウント名を入力し、アカウントのパスワードを入力してから、[次へ] をクリックします。

    Dd425240.note(ja-jp,office.13).gif注:
    既定のアカウントは RTCComponentService です。新しいアカウントを設定する場合は、組織の AD DS パスワード要件を満たす複雑なパスワードを使用するようにします。
  11. [Web ファームの FQDN] ページで、次の 1 つ以上の操作を実行します。

    • [内部 Web ファームの FQDN] にサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) が表示されていることを確認します。この FQDN は、Web 会議コンテンツ、配布グループ拡張、およびアドレス帳情報のクライアント ダウンロードのために内部ユーザーが使用します。
    • 外部ユーザーまたはフェデレーション ユーザーによる Web 会議へのアクセスを有効にする予定の場合は、[外部 Web ファームの FQDN(オプション)] に、リバース プロキシの外部 IP アドレスに解決される FQDN を入力します。この FQDN は、Web 会議コンテンツ、配布グループ拡張、およびアドレス帳情報のクライアント ダウンロードのために外部ユーザーが使用します。匿名ユーザーおよびフェデレーション ユーザーも Web 会議コンテンツのダウンロードに使用します。外部ユーザー アクセスの詳細については、「外部ユーザー アクセス」および「外部ユーザー アクセス用のエッジ サーバーの展開」を参照してください。
    Dd425240.important(ja-jp,office.13).gif重要:
    外部ユーザー アクセス用にエッジ サーバーを展開する予定の場合は、Standard Edition サーバーの展開中に外部 URL を構成することをお勧めします。この URL を後で作成する場合は、LcsCmd.exe コマンド ライン ツールを使用する必要があります。詳細については、「リバース プロキシの構成」の「作業を始める前に」を参照してください。
  12. 終了したら、[次へ] をクリックします。

  13. [データベース ファイルの場所] ページで、ユーザー データベース ファイルとトランザクション ログ ファイルの既定のディレクトリをそのまま使用し、[次へ] をクリックします。

    Dd425240.note(ja-jp,office.13).gif注:
    ファイルに最適な場所が自動的に検出されます。可能であれば、パフォーマンスを向上するために、各データベース ファイルとトランザクション ログ ファイルは別個の物理ディスクに配置してください。これらのファイルは、システム ディスクまたはページ ファイル ディスクに配置しないでください。
  14. [サーバーの展開準備完了] ページで、指定した設定を確認し、[次へ] をクリックします。

  15. ファイルがインストールされ、ウィザードが完了したら、[[完了] をクリックしたらログを表示する] チェック ボックスをオンにし、[完了] をクリックします。

  16. ログ ファイルで、各タスクの [実行結果] 列に "成功" と表示されていることを確認し、各タスクの末尾に "成功" の実行結果が表示されているかどうかを調べます。その後、ログ ウィンドウを閉じます。