グループ チャット サーバーのアカウントの設定と有効化

トピックの最終更新日: 2009-11-11

Microsoft Office Communications Server 2007 R2 グループ チャット サービス アカウントを Active Directory ドメイン サービス (AD DS) に作成する必要があります。これらのサービス アカウントには、グループ チャットがインストールされているコンピュータに対する Local Admin のアクセス許可が必要です。これには、次の項目が含まれます。

  • 参照サービス用のアカウント。Office Communications Server で参照サービス アカウントを有効にする必要があります。操作を円滑にするため、参照サービスのセッション開始プロトコル (SIP) URI (Uniform Resource Identifier) を選択するときに OCSChat という名前を使用してください。別の名前にした場合は、クライアントを変更する必要があります。クライアントの変更の詳細については、「グループ チャットの展開」を参照してください。
    グループ チャットを複数のサーバーにインストールする場合は、同じグループ チャット プールに展開したすべての参照サービスで単一のアカウントが共有されます。
  • チャネル サービス用のアカウント。各チャネル サービスには、一意のサービス アカウントが必要です。
  • Web サービス用のアカウント。
  • コンプライアンス サービス用のアカウント。
  • グループ チャット管理用のアカウント。このアカウントは、最初のグループ チャット管理者として機能します。グループ チャットをインストールするには、Office Communications Server のインストールと同じアクセス許可が必要です。したがって、この作業を行うユーザーは、RTCUniversalServerAdmins グループまたは Domain Admins グループのメンバである必要があります。

これらのアカウントを作成した後で、チャネル サービス アカウント、参照サービス アカウント、およびコンプライアンス サービス アカウントをグループ チャット データベースの db_owners グループに追加する必要があります。参照サービス アカウントに対して SIP が有効になっている必要があります。 このセクションの手順を使用して、グループ チャットのインストールおよび実行に使用する AD DS アカウントを作成し、有効にします。

AD DS にサービス アカウントを作成するには

  1. Office Communications Server 2007 R2 管理ツールおよび Active Directory ユーザーとコンピュータがインストールされているコンピュータで、Active Directory ユーザーとコンピュータを開きます。

  2. コンソール ツリーで、ユーザー アカウントを追加する組織単位 (OU) を右クリックします。

  3. [新規] をポイントし、[ユーザー] をクリックします。

  4. [名] ボックスにユーザーの名を入力します。

  5. [姓] ボックスにユーザーの姓を入力します。

  6. [ユーザー ログオン名] ボックスにユーザー名を入力し、一覧で UPN サフィックスをクリックして、[次へ] をクリックします。

    Dd425251.note(ja-jp,office.13).gif注:
    Windows 95、Windows 98、または Windows NT を実行しているコンピュータに別の名前を使ってログインすることを計画している場合は、[ユーザー ログイン名] ボックスに表示されるユーザー ログイン名を別の名前に変更できます。
  7. [パスワード] ボックスおよび [パスワードの確認] ボックスに、ユーザーのパスワードを入力し、適切なパスワード オプションを選択します。

    Dd425251.important(ja-jp,office.13).gif重要:
    これらのアカウントを作成するときには、ドメイン パスワードの有効期限に関するポリシーが展開後のサービスに影響するかどうかを確認してください。
  8. 必要なすべてのグループ チャット サービス アカウントが作成されるまで、この手順を繰り返します。

  9. Office Communications Server 用のアカウントを一括してプロビジョニングします。

  10. サービス アカウント ユーザーを Local Admins ユーザー グループに追加します。