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ASP.NET の要求のキュー制限の変更

トピックの最終更新日: 2011-02-24

ASP.NET を問い合わせると、サービスの要求が送られ、インターネット インフォメーション サービス (IIS) と ASP.NET ワーカー プロセス間のパイプ内のキューに置かれます (ASP.NET は、IIS サービスと同じプロセス内で実行される従来の ASP と異なり、その独自のプロセス内で実行されます)。既定では、このキューに 5,000 までの要求を含めることができます。要求が 5,000 を超えると、[503 - サービスを利用できません] エラーが表示され、サービスが拒否されます。

Communicator Web Access (2007 R2 リリース) ユーザーの数が比較的少ない場合は既定値で十分ですが、ユーザーの数が 4,500 に近づくと、要求のキュー制限を簡単に超える可能性があります。このため、要求のキュー制限を 15,000 に増やす場合があります。この作業は、.NET Framework の machine.config ファイルを編集して実装できます。要求のキュー制限を 15,000 に設定すると、キューはすべてのクライアント要求に十分対応できるようになります。さらに、サーバーが Windows Server 2008 上で実行している場合、5,000 を超える接続をサポートするように appConcurrentRequestLimit の設定を構成する必要があります。

ASP.NET の要求のキュー制限を変更するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。

  2. [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスに、「notepad %systemroot%\Microsoft.Net\Framework64\v2.0.50727\CONFIG\machine.config」と入力し、[OK] をクリックします。

  3. 次のような processModel 要素を探します。<processModel autoConfig="true" />

  4. processModel 要素を次の値で置き換えます。<processModel enable="true" requestQueueLimit="15000" />

  5. machine.config ファイルを保存して閉じます。

  6. Windows Server 2008 の場合は、[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスで、「appcmd.exe set config /section:serverRuntime /appConcurrentRequestLimit:<#of users * 1.5>」と入力します。