Active Directory ドメイン サービスのクラスと説明

トピックの最終更新日: 2009-01-23

Office Communications Server 2007 R2 は、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) にいくつかの新しいクラスと属性を追加します。Live Communications Server と Office Communications Server のすべてのクラスと属性には、"msRTCSIP" というプレフィックスが付いています。

Dd425297.note(ja-jp,office.13).gif注:
"新規" と明記されているのは、Office Communications Server 2007 R2 で追加されたクラスです。

Office Communications Server 用の Active Directory クラス

クラス 説明

msRTCSIP-ApplicationContacts (新規)

複数のアプリケーションの連絡先のコンテナです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-ApplicationServer (新規)

統合コミュニケーション アプリケーション サーバー (UCAS) のサービス接続ポイントのエントリを保持するクラスです。

msRTCSIP-ApplicationServerService (新規)

特定のプールからそのアプリケーション サーバーへの関連付けを提供するクラスです。

msRTCSIP-ApplicationServerSettings (新規)

アプリケーション サーバーの設定を表す属性を保持する msRTCSIP-ApplicationServer の補助型クラスです。

msRTCSIP-Archive

アーカイブに関連するすべての設定を保持する msRTCSIP-GlobalContainer の補助型クラスです。

msRTCSIP-ArchivingServer

1 つのインスタント メッセージング アーカイブ サーバーを表すクラスです。このクラスのインスタンスは、コンピュータ (IM アーカイブ サービスがインストールされたコンピュータなど) がインスタント メッセージング アーカイブ サーバーとしてアクティブ化されると作成されます。

msRTCSIP-ConferenceDirectories (新規)

会議ディレクトリの複数のインスタンスを格納するコンテナです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-ConferenceDirectory (新規)

特定の会議ディレクトリの設定を表す属性を保持します。

msRTCSIP-DefaultCWABank (新規)

Communicator Web Access (CWA) バンクの設定を保持する補助型クラスです。

msRTCSIP-Domain

SIP レジストラの構成済みドメインを定義する属性を保持するクラスです。

msRTCSIP-EdgeProxy

1 つのアクセス エッジ サーバーを表すクラス コンテナです。アクセス エッジ サーバーは境界ネットワークに展開され、通常は、境界ネットワークから Active Directory へのアクセスは許可されないため、アクセス エッジ サーバーは、イントラネットの Active Directory ネットワークに参加しません。したがって、アクセス プロキシは、自動的には Active Directory に登録されません。管理者が手動で、各アクセス エッジ サーバーの存在を Active Directory で構成する必要があります。

msRTCSIP-EnterpriseMCUSettings

電話会議サーバーの設定を表す属性を保持する msRTCSIP-MCU の補助型クラスです。

msRTCSIP-EnterpriseMediationServerSettings

仲介サーバーの設定を表す属性を保持する msRTCSIP-MediationServer の補助型クラスです。

msRTCSIP-EnterpriseServerSettings

SIP サーバーの設定を表す属性を保持する msRTCSIP-Server の補助型クラスです。

msRTCSIP-Federation

フェデレーションに関連するすべての設定を保持する msRTCSIP-GlobalContainer の補助型クラスです。

msRTCSIP-GlobalContainer

Office Communications Server の展開全体に適用されるすべての設定を保持するクラスです。

msRTCSIP-GlobalUserPolicy

1 つの Office Communications Server 会議ポリシーを表すクラスです。

msRTCSIP-LocationContactMapping (新規)

会議自動アテンダント (CAA) によって作成され、会議電話番号を地域別に分類するために使用される属性を保持するクラスです。

msRTCSIP-LocationContactMappings (新規)

場所と連絡先のマッピングの複数のインスタンスを保持するコンテナです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-LocationProfile

特定の場所のプロファイルを表すコンテナです。

msRTCSIP-LocationProfiles

複数の場所のプロファイルのコンテナです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-LocalNormalization

ローカル正規化ルールのインスタンスを表すコンテナです。

msRTCSIP-LocalNormalizations

複数のローカル正規化ルールのコンテナです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-MonitoringServer (新規)

1 つの監視サーバーの設定を表す属性を保持します。

msRTCSIP-MCU

1 つの電話会議サーバーを表すクラスです。

msRTCSIP-MCUFactories

複数の msRTCSIP-MCUFactory クラスを保持するクラスです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-MCUFactory

1 つのメディアの種類の MCU ファクトリを表すコンテナです。このクラスのインスタンスは、この特定の種類およびベンダの最初の MCU がアクティブ化されたときに作成されます。

msRTCSIP-MCUFactoryService

特定のプールからその MCU ファクトリへの関連付けを提供するクラスです。

msRTCSIP-MediationServer

仲介サーバーのサービス接続ポイントのエントリを保持するクラスです。

msRTCSIP-Meeting

構成可能な会議の設定を表す属性を保持する msRTCSIP-GlobalContainer の補助型クラスです。

msRTCSIP-PhoneRoute

ゲートウェイまたはゲートウェイのセットへの最小コスト経路のインスタンスを表すコンテナです。この情報は、すべてのエンタープライズ プールや Standard Edition サーバーによって、最もコストの小さい方法で、発信通話を PSTN ネットワークにルーティングするために使用されます。

msRTCSIP-PhoneRoutes

複数の最小コスト経路のコンテナです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-Policies

複数の Office Communications Server ポリシー クラスを保持するクラスです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-Pool

1 つの Office Communications Server プールを表すクラスです。

msRTCSIP-Pools

複数の Office Communications Server プールを保持するクラスです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-PoolService

プールのサービス接続ポイントを表すクラスです。プールでホストされるユーザーは、msRTCSIP-PrimaryHomeServer 属性をこのクラスのインスタンスに設定します。

msRTCSIP-Registrar

SIP レジストラ サーバーによって管理されるユーザー設定を表す属性を保持する msRTCSIP-GlobalContainer の補助型クラスです。

msRTCSIP-RouteUsage

電話ルート使用法のインスタンスを表すコンテナです。電話ルート使用法クラスは、属性フィールドと説明フィールドで構成されています。属性フィールドは使用法の種類を定義します。管理者は説明フィールドに、電話ルートでのその属性の使用法の説明を記入できます。

msRTCSIP-RouteUsages

ms-RTC-SIPRouteUsage クラスの複数のインスタンスを保持するクラスです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-Search

検索結果の範囲を制限および制御する属性を保持する msRTCSIP-GlobalContainer の補助型クラスです。

msRTCSIP-Server

1 つの SIP サーバーを表すクラスです。

msRTCSIP-Service

グローバル設定コンテナと msRTCSIP-domain オブジェクトを保持するクラスです。

msRTCSIP-TrustedMCU

電話会議サーバーが信頼済みサーバーかどうかを識別する属性を保持するクラスです。

msRTCSIP-TrustedMCUs

msRTCSIP-TrustedMCU クラスの複数の Office Communications Server インスタンスを保持するクラスです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-TrustedProxies

複数の msRTCSIP-TrustedProxy クラスを保持するクラスです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-TrustedProxy

プロキシ サーバーを実行しているサーバーを表すコンテナです。このクラスのインスタンスは、Active Directory に参加しているコンピュータで新しいプロキシ サーバーがアクティブ化されると作成されます。

msRTCSIP-TrustedServer

サーバーが信頼済みサーバーかどうかを識別する属性を保持するクラスです。

msRTCSIP-TrustedService

GRUU アドレスを使用してルーティングできる信頼済みサーバーを表すコンテナです。このクラスのインスタンスは、Office Communications Server によって信頼されている新しい SIP サーバーがアクティブ化されると作成されます。この信頼済みサーバーは Active Directory ドメインに参加している必要があります。

msRTCSIP-TrustedServices

複数の、グローバルにルーティング可能なユーザー エージェント URI (GRUU) サーバーのコンテナです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-TrustedWebComponentsServer

Web コンポーネントが信頼済みコンポーネントかどうかを識別する属性を保持するクラスです。

msRTCSIP-TrustedWebComponentsServers

msRTCSIP-TrustedWebComponentServer クラスの複数の Office Communications Server インスタンスを保持するクラスです。属性そのものは含まれません。

msRTCSIP-UnifiedCommunications

統合コミュニケーションに関連する属性を保持する msRTCSIP-GlobalContainer の補助型クラスです。

msRTCSIP-WebComponents

インターネット インフォメーション サービス (IIS) のサービス接続ポイントを保持するクラスです。

msRTCSIP-WebComponentsService

特定のプールからそのプールが使用する Web コンポーネントへの関連付けを提供するクラスです。

msRTCSIP-WebComponentSettings

Web コンポーネントの設定を表す属性を保持する msRTCSIP-WebComponents の補助型クラスです。