計画ツール

トピックの最終更新日: 2009-08-05

Office Communications Server 2007 R2 の計画ツールは、組織での Office Communications Server 2007 R2 の計画と展開に役立つモデルを提示するアプリケーションです。トポロジ図の作成、必要なコンポーネントの識別、組織のソリューションに応じた計画および展開ステップの識別が含まれます。計画ツールは、Microsoft ダウンロード センター https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=132927 から入手できます。

計画ツールの使用

計画ツールは、一連の質問を含むウィザードです。内容は、次の 3 つの主要部分に分けられます。

  • **機能セクション。**ウィザードのこのセクションには、Office Communications Server 2007 R2 の機能を紹介する一連の質問が含まれています。これらの質問により、組織で必要となる機能を指定できます。
  • **中央サイト セクション。**ウィザードのこのセクションでは、Office Communications Server 2007 R2 で提供される機能の一覧が最初に表示されます。この一覧には、作成するトポロジに含める予定の機能も示されます。ウィザードのこの部分では、各中央サイトで必要な機能を選択することで、各サイトのソリューションをカスタマイズすることもできます。中央サイトとは組織内で Office Communications Server 2007 R2 を展開するサイトです。また、サイト名と完全修飾ドメイン名 (FQDN)、および統合コミュニケーションを利用できるユーザー数もここで指定します。
  • **処理能力の計画セクション。**このセクションの質問は、処理能力の計画に関するものです。組織のユーザーが機能をどのように使用する予定であるかが質問されます。複数の中央サイトを作成する計画がある場合は、各サイトの情報を指定する必要があります。最初の中央サイトの質問が終了すると、サイトを追加する機会がユーザーに与えられます。処理能力の計画セクションの質問に回答すると、ウィザードによって各サイトのトポロジが動的に作成され、必要なサーバー コンポーネントの種類と容量が示されます。

計画ツールを使用し、サイトの追加、編集、および削除を行って、計画を更新することができます。また、トポロジを Microsoft Office Visio の図面やダイヤグラム作成ソフトウェアにエクスポートし、トポロジを更新して、サイトのハードウェア要件などのコンポーネント情報を Microsoft Office Excel スプレッドシート ソフトウェアにエクスポートすることもできます。計画ツールを使用すると、後でツール内で表示して変更できるように設計を保存できます。計画プロセスの初期段階でツールを実行して、回答する必要がある質問の種類と、その結果をどのように使用できるかを理解する必要があります。必要に応じて何回でもツールを実行し、決定事項を反映するように計画を更新できます。

計画ツールの結果の使用

ソリューションの設計プロセスを容易にするには、計画ツールの結果を Office Communications Server 2007 R2 計画ドキュメントと一緒に使用してください。前に説明したように、計画ツールの実行時に回答した内容に基づいて、各中央サイトの推奨トポロジと必要なコンポーネントの一覧がツールによって作成されます。組織のユーザー モデルが、ウィザードの基になっているユーザー モデルと異なる場合、またはツールの結果に反映されていない他の要件を持つ場合は、トポロジの設計および必要なコンポーネントの識別を完了するために、結果の調整が必要になる場合があります。

関連項目

概念

計画プロセス