ディレクタ コンポーネント

トピックの最終更新日: 2009-03-06

ディレクタ サーバーの役割は、内部の信頼されたネットワークでのみサポートされます。ディレクタは、内部ユーザー、外部ユーザー、または両方を認証します。外部ユーザーを認証するために使用する場合、ディレクタは、エンタープライズ プールのエッジ サーバーとフロントエンド サーバーの間に展開されます。

外部ユーザーを認証するためにディレクタを使用する場合、エンタープライズ プール サーバーではこれらのユーザーの認証処理を行う必要がなくなるので、負荷が軽減されます。また、サービス拒否攻撃などの悪意のあるトラフィックからホーム サーバーとエンタープライズ プールを守る役割を果たします。そのような攻撃でネットワークに無効な外部トラフィックが殺到しても、このトラフィックはディレクタで終了し、内部ユーザーのパフォーマンスには影響しません。

外部ユーザー アクセスをサポートするトポロジでは、ディレクタを使用することを推奨します。この推奨は、Standard Edition と Enterprise Edition の単一内部プールと複数内部プールのどちらにも適用されます。

Dd425338.note(ja-jp,office.13).gif注:
外部ユーザー アクセスをサポートするトポロジでのディレクタの使用は、推奨されていますが、必須ではありません。

ディレクタは、次のトポロジでサポートされます。

  • ディレクタとして構成された単一の Standard Edition サーバー
  • ディレクタとして構成されたエンタープライズ プール

Standard Edition サーバーの配列をディレクタとして使用することはできません。

ディレクタは、Office Communications Server Enterprise Edition のプロダクト キーを使用することで展開できます。Enterprise Edition トポロジでは、ディレクタ プールは、内部ユーザーまたは外部ユーザー (あるいは両方のユーザー) のためにロード バランサ機器の背後に配列として展開されます。