コマンド ラインを使用した Communicator Web Access 仮想サーバーの作成
トピックの最終更新日: 2009-08-06
セットアップを使用する代わりに、CWACreateVirtualServer.msi ファイルを実行して仮想サーバー作成ウィザードを起動することもできます。実際に仮想サーバーを作成することができるコマンド ライン オプションはありません。仮想サーバー作成ウィザードを起動することだけができます。
インストール プロセスに違いはありませんが、多少時間を節約できます。コマンド ラインから起動すると、ウィザードがすぐに起動します。これに対して、セットアップを読み込んでからウィザードを起動する方法は、若干時間がかかります。
コマンド プロンプトから仮想サーバーを作成するには
ローカル Administrators グループおよび Domain Admins グループの両方のメンバーとして、Communicator Web Access スナップインをインストールするコンピューターにログオンします。
[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスで、「cmd」と入力し、[OK] をクリックします。
コマンド プロンプトで、Office Communications Server 2007 R2 の CD の Setup\CWA フォルダーのパスを入力し、Enter キーを押します。たとえば、CD ドライブが F ドライブの場合は、次のように入力します。
cd f:\setup\cwa
次のコマンドを入力して、仮想サーバー作成ウィザードを開始します。
CWACreateVirtualServer.msi
インストール プロセスのログ ファイルを作成する場合は、/lv スイッチを追加し、それに続いて、ログ ファイルのファイル パスを入力します。たとえば、ログ ファイルを C:\Logs\CWA_Install.txt という名前で保存する場合は、次のコマンドを使用します。
CWACreateVirtualServer.msi /lv c:\logs\cwa_install.txt
仮想サーバー作成ウィザードの [ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。
[仮想サーバーの種類の選択] ページで、[内部] または [外部] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[認証の種類の選択] ページで、次のいずれかの操作を行います。
- 仮想サーバーでオペレーティング システムに組み込まれている認証方法をサポートする場合は、[組み込み認証を使用する] をオンにして、[次へ] をクリックします。
- 仮想サーバーでオペレーティング システムに組み込まれていない認証方法をサポートする場合は、[カスタム認証を使用する] をオンにします。このオプションを選択した場合は、[サインアウト URL (オプション)] ボックスに URL を入力することもできます。これは、Communicator Web Access からのサインアウト後に表示される Web ページの URL を表します。[次へ] をクリックします。
次のいずれかの操作を行います。
- 組み込み認証を選択し、内部仮想サーバーを作成する場合は、[認証の種類の選択] ページで、[フォーム ベース認証]、[統合 (NTLM/Kerberos) パスワード認証]、またはその両方をオンにします。[次へ] をクリックします。
- 外部仮想サーバーを作成している場合は、[認証の種類の選択] ページが表示されます。ただし、認証メカニズムを選択することはできません。代わりに、[フォーム ベース認証] が自動的に選択されます。[次へ] をクリックします。
- カスタム認証を選択した場合は、[認証の種類の選択] ページは表示されません。これは、フォーム ベース認証も統合パスワード認証もカスタム認証とは併用できないためです。この場合は、すぐに [接続の種類の選択] ページが表示されます。
[接続の種類の選択] ページで、次のいずれかの操作を行います。
- [HTTP (SSL アクセラレータと共に使用される可能性があります)] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- [HTTPS (推奨)] をクリックし、[証明書の選択] をクリックします。[証明書の選択] ダイアログ ボックスで、この仮想サーバーで使用する証明書を選択します。適切な証明書をクリックし、[OK] をクリックします。[接続の種類の選択] ページで [次へ] をクリックします。
[IP アドレスとポートの設定の選択] ページで、仮想サーバーに割り当てる IP アドレスを選択します。[ポート] ボックスに、仮想サーバーが使用するポートを入力します。[次へ] をクリックします。他のアプリケーションが使用中のポート (リモート デスクトップで使用するポート 135 や、ファイル共有およびプリンター共有で使用するポート 445 など) を選択しないでください。使用中のポートを選択してもセットアップは継続されますが、セットアップ完了時に仮想サーバーを起動できなくなります。
[サーバーの説明] ページの [説明] ボックスに、仮想サーバーの名前を入力します。これにより、Communicator Web Access スナップインとインターネット インフォメーション サービス (IIS) スナップインの両方で仮想サーバーが識別されるようになります。[次へ] をクリックします。
[リッスン ポートの選択] ページの [リッスン ポート] ボックスに、Communicator Web Access サーバーでセッション開始プロトコル (SIP) メッセージをリッスンする際に使用するポート番号を入力し、[次へ] をクリックします。
[プールの選択] ページで、匿名ユーザーの "次ホップ" サーバーとして機能する Office Communications Server 2007 R2 サーバーまたはサーバー プールの完全修飾ドメイン名を選択します。[次ホップ プール] ボックスの一覧で次ホップ サーバーを選択して、[ポート] ボックスに SIP リッスン ポート (通常はポート 5061) を入力し、[次へ] をクリックします。
[サーバーの開始オプション] ページで、[仮想サーバー作成ウィザード終了後に、この仮想サーバーを開始する] チェック ボックスをオンにし、[次へ] をクリックします。これにより、仮想サーバーは、作成後すぐに開始されます。
[仮想サーバーを作成する前に設定を確認します] ページで、仮想サーバーが正しく構成されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
[仮想サーバー作成の完了] ページで、[閉じる] をクリックして仮想サーバー作成ウィザードを閉じます。