Communicator Web Access の機能強化

ユーザー インターフェイス カスタマイズ オプション

XML を使用して Communicator Web Access のクライアント ログオン ページ、メニュー、およびタブをカスタマイズできます。組織によっては、自社のロゴを使ってログオン ページをカスタマイズしています。[連絡先リスト] ウィンドウと [会話] ウィンドウの既定のメニューには、組織で使用する他の Web ページやアプリケーションにリンクするカスタム メニューを追加できます。Communicator Web Access の [連絡先リスト] ウィンドウの下部に表示されるタブに、組織で使用する他の Web ページやアプリケーションにリンクするカスタム タブを追加できます。

配布グループのサポート

配布グループがサポートされたことで、Communicator Web Access ユーザーは、複数の連絡先とより簡単に対話できるようになりました。たとえば、統合コミュニケーションに対応する配布グループの一部またはすべてのメンバにインスタント メッセージを送信することができます。同様に、既存の会話にグループのメンバを 1 人ずつ追加する代わりに、配布グループを追加することができます。配布グループのメンバとの継続的な対話を行う場合は、配布グループ (ネストされた配布グループを含む) を検索して、連絡先リストに追加します。また、配布グループを削除すると、そのグループのすべてのメンバが削除されるので、連絡先リストから複数の連絡先を簡単に削除することもできます。

電話会議

新しい Web アプリケーション共有機能を強化するために、Communicator Web Access に電話会議が追加されています。ユーザーは、Communicator Web Access クライアントに自分の電話番号を指定することによって、マルチパーティの電話会議通話 (他に最低 2 人の参加者がいる通話) を発信および受信することができます。Communicator Web Access は、ユーザーの電話を公衆交換電話網 (PSTN) に接続した後、Office Communications Server 2007 R2 に付属する音声ビデオ会議サーバーと連携して、他の電話会議参加者への呼び出しを開始します。

Communicator Web Access は、開いている会話ウィンドウ、またはアプリケーション共有セッションで、他に最低 2 人の参加者がいれば、連絡先リストから音声通話を発信できます。Communicator Web Access が受信した着信音声通話に、参加者が他に 1 人しかいない場合、クライアントは通話を電話に切り替えることができますが、コンピュータ オーディオを使って通話に応答することはできません。

デスクトップ共有

Communicator Web Access ユーザーは、デスクトップ共有セッションを作成し、他のユーザーを招待することができます。これには、統合コミュニケーションに対応していないユーザーも含まれます。Microsoft Windows オペレーティング システムを実行するコンピュータ上の Communicator Web Access ユーザーは、セッションを開始、表示、および制御できます。Apple Macintosh または Linux オペレーティング システムを実行するコンピュータ上のユーザーは、セッションの表示と制御のみを行うことができます。管理者が構成したデスクトップ共有 URL への新しいブラウザ ウィンドウを開くことによって、ユーザーは、既存のインスタント メッセージング会話や電話会議にデスクトップ共有を追加したり、新しいデスクトップ共有セッションを開始したりできます。デスクトップ共有セッションに参加するには、Communicator Web Access または Communicator の会話ウィンドウで招待を承諾するか、電子メールのリンクをクリックするか、セッション用に生成された URL への新しいブラウザ ウィンドウを開きます。

ダイヤルイン会議 Web ページ

Communicator Web Access では、ダイヤルイン会議のユーザー用の Web ページがホストされます。ダイヤルイン会議の Web ページには、ダイヤルイン会議の電話番号が表示されます。ダイヤルイン会議の Web ページでは、暗証番号 (PIN) や、予約の必要ない電話会議の情報 (電話会議 ID、匿名ユーザー用のパス コードなど) をユーザーが管理することもできます。