グループ チャットと Office Communicator を使用した IM セッション

グループ チャットと Office Communicator 2007 R2 は、どちらも Office Communications Server 2007 R2 に付属しています。この 2 つの機能は複数の機能を共有するので、2 つの機能がどのように連動するかについて知っておくと便利です。2 つの機能の動作は、どちらを優先されるクライアントにするかによって異なります。

たとえば、グループ チャットが優先されるクライアントである場合、連絡先リストが表示され、グループ チャット内で更新できます。Office Communicator でも、これらの更新によって連絡先リストが更新されます。Office Communicator が優先されるクライアントである場合は、グループ チャットで連絡先リストは表示されず、連絡先リストを使用できないので、グループ チャットの連絡先リストで IM メッセージや IM セッションを開始することはできません。ただし、ユーザーはチャット ルームの参加者をダブルクリックし、Office Communicator を使用して IM セッションを開始できます。

グループ チャットがプライマリ IM クライアントでないシナリオでは、2 つの違いに注意する必要があります。1 番目は、グループ チャットがプライマリ IM クライアントである場合は [マイ チャット] パネルに連絡先リストが表示されますが、前のシナリオでは表示されません。2 番目は、自分が参加している特定のチャット ルームの参加者は、その参加者に関連付けられたプレゼンス情報を引き続き持っています。その参加者との IM セッションを開始することもできます。これを行うには、参加者の名前をダブルクリックします。Office Communicator のチャット ウィンドウが表示されます。