デバイス更新サービスのシナリオ

トピックの最終更新日: 2009-01-20

企業内の統合コミュニケーション (UC) デバイスに対して定期的なメンテナンスとアップグレードを担当している管理者は、以下のようなシナリオでデバイス更新サービスを使用すると便利な場合があります。

更新プログラムをテストして展開する

マイクロソフトから取得した更新プログラムは、デバイス更新サービスにアップロードできます。組織のデバイスに展開する個々の更新プログラムについて、それぞれテストしてから承認または拒否することができます。これにより、すべての更新プログラムが有効で正常に機能することを確認できるので、展開後にトラブルシューティングを行わなくても済むようになります。詳細については、Office Communications Server の操作のトピックで「Testing and Deploying a Device Update (デバイスの更新プログラムのテストと展開)」を参照してください。

更新プログラムをロールバックする

最近展開した UC デバイスの更新プログラムが正しく機能していないことが判明した場合、影響を受けるすべてのデバイスで、その更新プログラムをロールバックして以前のバージョンを再インストールすることができます。

デバイス更新サービスを使用すると、欠陥のある更新プログラムをロールバックし、テスト済みの以前の更新プログラムを最新の更新プログラムとして保持できます。次回に UC デバイスが更新プログラムについてデバイス更新サービスにポーリングするときに、以前の (ロールバックされた) バージョンのアップグレードの URL が送信されます。これにより、この更新プログラムがデバイスによって自動的にインストールされ、欠陥のある更新プログラムは効果的に削除されます。詳細については、Office Communications Server の操作のトピックで「Rolling Back Device Updates (デバイスの更新プログラムのロールバック)」を参照してください。

新しいデバイス モデルを導入する

管理者は、UC デバイスの新しいモデルが市場に導入されたときには、そのモデルに関連するすべてのソフトウェア更新プログラムを展開できるようにしたいと考えています。

新しいモデルの更新プログラムがマイクロソフトによって公開されたら、それらをデバイス更新サービスにアップロードし、テストしてから組織のデバイスへの展開を承認することができます。

組織内のデバイスの一覧を管理する

Device Updates フォルダに格納されたログ ファイルと監査情報を使用して、組織内のデバイスとその情報 (現在のファームウェアのバージョンなど) の一覧を取得できます。詳細については、Office Communications Server の操作のトピックで「Using Log Files to Audit Update Activity (ログ ファイルによる更新アクティビティの監査)」を参照してください。