セットアップのための Windows の準備

トピックの最終更新日: 2009-07-19

ここでは、Office Communications Server をインストールする前に、サーバーを準備するために実行できる作業について説明します。実行できる作業には以下の作業があります。

  • Windows Server 2008 に必要なオペレーティング システムの更新プログラムを適用する。
  • Windows ファイアウォールを構成する。
  • Windows サービスを無効にする。

Windows Server 2008 Windows Update

次に示すオペレーティング システムの更新プログラムは、Office Communications Server 2007 R2 を展開するための前提条件です。

  • マイクロソフト サポート技術情報の記事 953582「Windows Server 2008 または Windows Vista で IQueryForm レジストリ エントリの下に拡張子を登録しようとするプログラムをインストールできない場合がある (機械翻訳)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=131392.
    この更新プログラムは、Office Communications Server 2007 R2 管理ツールをインストールする前にインストールしておく必要があります。この更新プログラムの対象製品は、Windows Server 2008 と Windows Vista です。
  • マイクロソフト サポート技術情報の記事 953990「mscorwks!SetAsyncResultProperties でのアクセス違反 (機械翻訳)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=131394.
    この更新プログラムの対象製品は、Windows Server 2003 SP2 と Windows Server 2008 です。

Windows ファイアウォール

Windows ファイアウォールを使用する予定がある場合は、Office Communications Server 2007 R2 のインストールとアクティブ化を実行する前に、Windows ファイアウォールを有効にして構成することを強くお勧めします。Office Communications Server のインストール時に Windows ファイアウォールが実行されている場合、アクティブ化プロセスをローカルで実行すると、Office Communications Server に必要な例外が自動的に追加されます。Office Communications Server は、展開プロセス中に Office Communications Server サービスを開始するときに Windows ファイアウォールで必要なポートを開くため、その前に Windows ファイアウォールを実行しておく必要があります。Office Communications Server サービスの開始時に Windows ファイアウォールが実行されていないと、必要なポートが開かれません。

Office Communications Server のインストール時に Windows ファイアウォールが実行されていない場合は、インストール後に Windows ファイアウォールを開始してから、アクティブ化手順をローカルで実行して、必要な例外を追加する必要があります。または、必要な例外を Windows ファイアウォールに手動で追加することもできます。例外を特定するには、インストール ログで "ファイアウォール例外" という語句を検索してください。詳細については、Windows Server 2008 製品のドキュメント (「ファイアウォール規則」) または Windows Server 2003 製品のドキュメント (「Managing Program, Port, and System Service Exceptions: Windows Firewall (WF) (プログラム、ポート、およびシステム サービスの例外の管理: Windows ファイアウォール (WF))」) を参照してください。

アクティブ化プロセスによって、Office Communications Server に必要な例外がバックエンド データベース サーバーで自動的に追加されることはありません。詳細については、このトピックの後半を参照してください。

SQL Server アクセス

エンタープライズ プールで、バックエンドとして指定するコンピュータに Windows Server 2008 (任意のバージョン) と SQL Server 2008 (任意のバージョン) の両方、または Windows Server 2008 (任意のバージョン) と SQL Server 2005 Service Pack 2 (SP2) の両方がインストールされている場合は、SQL Server に TCP ポート 1433 (既定) または既定以外の別のポートへのアクセスを許可するように Windows ファイアウォールを構成する必要があります。コンピュータに複数の SQL インスタンスがインストールされている場合、または TCP ポートが動的に割り当てられる場合は、代わりに、ファイアウォール例外リストに SQL Server サービス Sqlservr.exe を追加することもできます。

詳細については、「SQL Server 2008 のアクセス用の Windows ファイアウォールの構成」を参照してください。

リモート管理

Windows ファイアウォールの実行中に、リモート管理を使用して Office Communications Server を展開または管理する場合は、リモート管理の例外を有効にするように Windows ファイアウォールを構成する必要があります。詳細については、Windows Server 製品のマニュアル (「ヘルプ: リモート管理の例外を有効または無効にする. Web コンポーネント サーバーをリモートで展開または管理するには、Inetinfo.exe を Windows ファイアウォールの例外の一覧に追加する必要もあります。詳細については、Windows Server 製品のマニュアル (「ヘルプ: Windows ファイアウォールの例外の一覧にプログラムを追加する.

Windows サービスの依存関係

Office Communications Server のインストール先のコンピュータで実行される Microsoft Windows オペレーティング システムのサービスのうち、不要なサービスについては無効にすることをお勧めします。Office Communications Server で必要な Windows サービスを以下の表に示します。それ以外のすべてのサービスは無効にしても問題はありません。

Office Communications Server サービス名 Windows サービスの依存関係

Office Communications Server フロントエンド (RTCSRV)

HTTP SSL (HTTP、IIS 管理サービス、リモート プロシージャ コール、セキュリティ アカウント マネージャ)

Windows Management Instrumentation (イベント ログおよびリモート プロシージャ コール)

Windows Management Instrumentation Driver Extensions

アーカイブが有効な場合はメッセージ キュー (メッセージ キュー アクセス制御、NTLM セキュリティ サポート プロバイダ [NTLMSSP] サービス、リモート プロシージャ コール、RMCAST [Pgm] プロトコル ドライバ、TCP/IP プロトコル ドライバ、IPsec ドライバ、セキュリティ アカウント マネージャ)

Office Communications Server QoE Monitoring Agent (RtcQmsAgent、フロントエンド サーバーで実行されます)

Windows Management Instrumentation

Office Communications Server 音声ビデオ会議 (RTCAVMCU)

HTTP SSL (HTTP、IIS 管理サービス、リモート プロシージャ コール、セキュリティ アカウント マネージャ)

Windows Management Instrumentation (イベント ログおよびリモート プロシージャ コール)

Office Communications Server IM 電話会議 (RTCIMMCU)

HTTP SSL (HTTP、IIS 管理サービス、リモート プロシージャ コール、セキュリティ アカウント マネージャ)

Windows Management Instrumentation (イベント ログおよびリモート プロシージャ コール)

Office Communications Server テレフォニー会議 (RTCACPMCU)

HTTP SSL (HTTP、IIS 管理サービス、リモート プロシージャ コール、セキュリティ アカウント マネージャ)

Windows Management Instrumentation (イベント ログおよびリモート プロシージャ コール)

Office Communications Server Web 会議 (RTCDATAMCU)

HTTP SSL (HTTP、IIS 管理サービス、リモート プロシージャ コール、セキュリティ アカウント マネージャ)

Windows Management Instrumentation (リモート プロシージャ コール)

Office Communications Server アーカイブ (RTCLOG)

メッセージ キュー (メッセージ キュー アクセス制御、NTLM セキュリティ サポート プロバイダ [NTLMSSP] サービス、リモート プロシージャ コール、RMCAST [Pgm] プロトコル ドライバ、TCP/IP プロトコル ドライバ、IPsec ドライバ、セキュリティ アカウント マネージャ)

Windows Management Instrumentation

Office Communications Server 通話詳細記録 (RTCCDR)

メッセージ キュー (メッセージ キュー アクセス制御、NTLM セキュリティ サポート プロバイダ [NTLMSSP] サービス、リモート プロシージャ コール、RMCAST [Pgm] プロトコル ドライバ、TCP/IP プロトコル ドライバ、IPsec ドライバ、セキュリティ アカウント マネージャ)

Windows Management Instrumentation

Office Communications Server QoE 監視サービス (RtcQms)

メッセージ キュー (メッセージ キュー アクセス制御、NTLM セキュリティ サポート プロバイダ [NTLMSSP] サービス、リモート プロシージャ コール、RMCAST [Pgm] プロトコル ドライバ、TCP/IP プロトコル ドライバ、IPsec ドライバ、セキュリティ アカウント マネージャ)

Windows Management Instrumentation

Office Communications Server 会議アナウンス サービス (RTCCAS)

Windows Management Instrumentation (イベント ログおよびリモート プロシージャ コール)

Office Communications Server 会議アテンダント (RTCCAA)

Windows Management Instrumentation (イベント ログおよびリモート プロシージャ コール)

Office Communications Server アプリケーション ホスト (RTCAPPSRV)

Windows Management Instrumentation (リモート プロシージャ コール)

外部音声コントロール (RTCCCS)

Windows Management Instrumentation (リモート プロシージャ コール) (ただし、統合コミュニケーション アプリケーション サーバーで外部音声コントロールの依存関係を使用する場合のみ)

Office Communications Server 応答グループ サービス (RTCACD)

Windows Management Instrumentation (リモート プロシージャ コール) (ただし、統合コミュニケーション アプリケーション サーバーで応答グループ サービスの依存関係を使用する場合のみ)