新しい通話の委任機能

トピックの最終更新日: 2009-04-02

Office Communications Server 2007 R2 の新しい通話の委任機能を使用すると、マネージャは通話の処理を、1 人以上の管理スタッフや他の代理人に委任することができます。代理人が呼び出しに応答すると、呼び出しが応答されたことがマネージャに通知され、応答した代理人の名前が示されます。

マネージャは Microsoft Office Communicator 2007 R2 を操作して、自分の連絡先リストの名前の中から代理人を選択します。選択された代理人は、新しい Office Communications Server 2007 R2 Attendant を使用して、マネージャへの呼び出しを処理します。

マネージャから委任される特定のアクセス許可に応じて、スタッフは次のタスクを実行できます。

  • マネージャの代理として、1 対 1 の通話や電話会議を選別する。音声のみ、音声とビデオ、またはインスタント メッセージング (IM) 付き音声の通話を選別できます。
  • マネージャの代理として、電話会議の音声部分に参加する。
  • マネージャのボイス メールを再生する (マネージャが Microsoft Office Outlook の受信トレイを共有している場合)。
  • マネージャの代理として、1 対 1 の電話をかける。
  • マネージャの代理として電話会議を開始する。
  • マネージャに通話を転送する。
  • 別のマネージャからの着信を転送するショートカットを使用して、2 人のマネージャが、スタッフを経由せずに直接会話できるようにする。

これらの機能は、電話による通話にのみ適用されます。スタッフが IM、IM 会議、またはデータ専用の通話を選別することはできません。

マネージャは、Office Communicator クライアントから次のオプションを構成することもできます。

  • 構成された代理人に通話を転送する。代理人は自動的に Office Communicator 2007 R2 の転送メニューに表示されます。
  • Outlook の連絡先をスタッフと共有する。

次の通話の委任トポロジがサポートされています。

  • 1 人のマネージャと 1 人の代理人
  • 1 人のマネージャと複数の代理人
  • 複数のマネージャと 1 人の代理人
  • 複数のマネージャと複数の代理人