Office Communications Server 2007 R2 の通話特権の割り当て

トピックの最終更新日: 2009-03-10

エンタープライズ VoIP は、内部ユーザーに通話特権を割り当てるための、または内部ユーザーの通話特権を制限するための簡単なメカニズムを提供します。組織内のすべてのユーザーに対する単一の VoIP ポリシー、または複数の VoIP ポリシーを定義して、個人およびグループごとに通話特権を定義することができます。ポリシーは必要な数だけ定義できます。ポリシーを定義して、それをどのユーザーにも割り当てないこともできます。

エンタープライズ VoIP ポリシーは、エンタープライズ VoIP 電話使用法の名前付きセットです。電話使用法は、特定のタイプの通話を識別するために作成する単なるラベルです (市内通話のみ、市内長距離など)。電話使用法は必要な数だけ作成できます。エンタープライズ VoIP ポリシーを作成する場合、ポリシーに含める電話使用法を追加し、コレクションに名前を付けます。

また、電話使用法を、定義済みのエンタープライズ VoIP 発信通話ルートに関連付けることもできます。電話使用法レコードをユーザー ポリシーと発信通話ルートの両方に割り当てることにより、特定ルートを使用する通話の発信をどのユーザーに承認するかを指定します。ユーザーが電話をかけると、Office Communications Server により発信者とルートが照合されます。ルートの電話使用法レコードが、発信者に割り当てられたエンタープライズ VoIP ポリシーにも表示される場合、通話が許可されます。ルートに割り当てられた電話使用法レコードのいずれかと一致する電話使用法レコードが発信者のポリシーに含まれていない場合、通話は拒否されます。