個人を特定できる情報

トピックの最終更新日: 2009-03-09

Office Communications Server 2007 R2 では、個人に結び付けることのできる情報がパブリック ネットワーク上で公開される可能性があります。このような情報は、次の 2 つのカテゴリに分類することができます。

  • 拡張プレゼンス データ
  • 必須のデータ

拡張プレゼンス データは、フェデレーション パートナーへのリンクで、または組織内の連絡先との間で、共有するかどうかをユーザーが選択できる情報です。このデータは、パブリック IM ネットワーク上のユーザーとは共有されません。グループ ポリシーおよびクライアント構成により、システム管理者は部分的な管理が可能です。必須のデータは、サーバーまたはクライアントが適切に機能するために必要なデータであり、クライアントまたはシステム管理者の管理下にありません。これは、ルーティング、状態維持、およびシグナリングのためにサーバー レベルまたはネットワーク レベルで必要な情報です。

次の表は、公開されるデータを示しています。

表 1. 任意データ

公開されるデータ 指定可能な設定

個人データ

名前、役職、会社、電子メール アドレス、タイム ゾーン

電話番号

会社、携帯電話、自宅

予定表情報

空き時間、出張の通知、ミーティングの詳細 (予定表にアクセスできるユーザーに公開されます)

プレゼンス状態

退席中、連絡可能、取り込み中、応答不可、オフライン

表 2. 必須のデータ

公開されるデータ 情報の例

IP アドレス

コンピュータの実際のアドレスまたは NAT で変換したアドレス

SIP URI

jeremylos@litwareinc.com

名前

Jeremy Los (Active Directory ドメイン サービスで定義されている名前)