エンタープライズ プールおよび Standard Edition サーバーの IIS 要件

トピックの最終更新日: 2009-03-04

Standard Edition サーバーにおいてもエンタープライズ プールにおいても、Office Communications Server 2007 R2 のインストーラは次の目的の仮想ディレクトリを IIS に作成します。

  • ユーザーがアドレス帳サービスからファイルをダウンロードできるようにする。
  • Office Communicator などのコンピュータベースのクライアントが更新プログラムを入手できるようにする。
  • Web 会議を有効にする。
  • ユーザーが会議コンテンツをダウンロードできるようにする。
  • 統合コミュニケーション (UC) デバイスがデバイス更新サービスに接続して更新プログラムを入手できるようにする。
  • ユーザーが配布グループを拡張できるようにする。
  • 電話会議を有効にする。
  • 応答グループ機能を有効にする。

次の表では、内部アクセス用の仮想ディレクトリの URI とそれらが参照しているファイル システム リソースの一覧を示します。仮想ディレクトリが参照するファイル システム フォルダについては、「ストレージ要件」で説明します。

表 1. 内部アクセス用の仮想ディレクトリ

機能 仮想ディレクトリの URI 参照先

アドレス帳サーバー

https://<内部 FQDN>/ABS/int/Handler

内部ユーザー用のアドレス帳サーバー ダウンロード ファイルの場所。

クライアント更新

http://<内部 FQDN>/AutoUpdate/Int

内部のコンピュータベース クライアント用の更新ファイルの場所。

会議

http://<内部 FQDN>/Conf/Int

内部ユーザー用の Web 会議リソースの場所。

デバイス更新

http://<内部 FQDN>/DeviceUpdateFiles_Int

内部 UC デバイス用の UC デバイス更新ファイルの場所。

ミーティング

http://<内部 FQDN>/etc/place/null

内部ユーザー用のミーティング コンテンツの場所。

グループ拡張およびアドレス帳 Web クエリ サービス

http://<内部 FQDN>/GroupExpansion/int/service.asmx

内部ユーザーのグループ拡張を有効にする Web サービスの場所。また、内部の Communicator Mobile for Windows Mobile クライアントにグローバル アドレス一覧情報を提供するアドレス帳 Web クエリ サービスの場所。

電話会議

http://<内部 FQDN>/PhoneConferencing/Int

内部ユーザー用の電話会議データの場所。

デバイス更新

http://<内部 FQDN>/RequestHandler

内部 UC デバイスによるログのアップロードと更新の確認を可能にするデバイス更新サービス要求ハンドラの場所。

応答グループ サービス

http://<内部 FQDN>/Rgs

応答グループ サービス構成ツールとデータの場所。

Dd572814.note(ja-jp,office.13).gif注:
集中構成のエンタープライズ プールの場合は、プールにサーバーを追加する前に IIS を展開する必要があります。
Dd572814.security(ja-jp,office.13).gifセキュリティ 注:
IIS 管理用スナップインを使用して、Web コンポーネント サーバーで使用される証明書を割り当てる必要があります。