RTManage.exe の使用

トピックの最終更新日: 2009-05-28

通常、RTManage.exe は、イメージ モード、診断モード、および構成モードの 3 つのモードのうちの 1 つを指定するスイッチと共に使用されます。3 つの表で、モード コマンドについて説明し、それぞれの構文を示します。イメージ モード コマンドは、RoundTable デバイスのオペレーティング システムまたはブート ローダーのファームウェア イメージを更新するため、または新しい構成をダウンロードするために使用します。診断モード コマンドは、診断ログをイメージ更新サーバーに送信するために使用します。構成モード コマンドは、パスワードのリセット、デバイス時刻の設定、デバイス構成のイメージ更新サーバーへのアップロードなど、複数の目的で使用します。

2 つの操作を除くすべての操作で、RoundTable パスワードを要求するプロンプトがユーザーに表示されます。パスワードを要求しない操作を以下に示します。

Rtmanage.exe -help
Rtmanage.exe -m:diag -l:flush

わかりやすくするために、次の 3 つの表には、RTManage.exe で使用されるスイッチのみ示されています。次の例のように、完全なコマンドには、該当するスイッチと共に Rtmanage または Rtmanage.exe を含める必要があります。

Rtmanage <switch>
Rtmanage.exe <switch>

イメージ モード コマンド

 スイッチ

説明

-m:img -help

イメージ モードの使用方法およびフラグを表示します。

-m:img -i:nk -f:<nk.bin へのファイル パス> -s:<nk.cat へのファイル パス>

Nk.bin (RoundTable デバイスのオペレーティング システム) の USB イメージの更新を実行します。

-m:img -i:EBOOT -f:<CPUEBOOT.bin へのファイル パス> -s:<CPUEBOOT.cat へのファイル パス>

Cpueboot.bin (RoundTable デバイスのブート ローダー) の USB イメージの更新を実行します。

-m:img -i:config -f:<rtconfig.xml へのファイル パス>

新しい構成ファイルを RoundTable デバイスにダウンロードします。新しい構成を有効にするには、デバイスを再起動する必要があります。

イメージ モード コマンドを実行した後、RoundTable デバイスを再起動する必要があります。再起動するには、以下に示されているように、Rtmanage ブート コマンドを使用します。

Rtmanage.exe m:cfg -r

診断モード コマンド

スイッチ

説明

-m:diag -help

診断モードの使用方法およびフラグを表示します。

-m:diag -l:flush

診断をイメージ更新サーバーにフラッシュします。正確な場所は、Microsoft Office Communications Server 2007 R2 デバイス更新サービスの将来のドキュメントで言及します。

この操作では、パスワードを要求するプロンプトは表示されません。

構成モード コマンド

スイッチ

説明

-m:cfg -help

構成モードの使用方法およびフラグを表示します。

-m:cfg -t:now

RoundTable デバイスの時刻を、コンピュータの時刻と同じに設定します。

-m:cfg -r

デバイスを再起動します。

-m:cfg -p

デバイスのパスワードを設定します。工場出荷時の既定のパスワードは 78491 です。

-m:cfg -q:cfgparseresult

新しい構成がデバイスにダウンロードされた後、パーサーの結果を問い合わせます。

-m:cfg -f:rtconfig.xml

RoundTable デバイス構成ファイルを、Office Communications Server 2007 R2 デバイス更新サービスのサーバー共有にアップロードします。