Communicator Mobile の診断

トピックの最終更新日: 2009-04-01

ウォッチドッグは、予期しない障害から回復するために Communicator Mobile で使用される診断ツールです。

ウォッチドッグ アプリケーションは次のシナリオで起動されます。

  • ウォッチドッグは 4 時間ごとに実行するようにスケジュールされます。
  • ユーザーが設定を更新し、[パスワードを保存する] と [起動時に自動的に接続] を設定したとき。
  • Communicator Mobile アプリケーションが突然クラッシュまたは終了したとき。
  • デバイスが再起動され、[起動時に自動的に接続] が設定された後。ウォッチドッグ アプリケーションは Communicator Mobile を起動します。これは、Communicator Mobile の起動プロセスを遅延することでデバイスの再起動後にシステム パフォーマンスを最適化するために行われます。

ウォッチドッグ アプリケーションの主な利点は次のとおりです。

  • Communicator Mobile アプリケーションが突然クラッシュまたは終了した場合に再起動します。
  • デバイスの再起動後に、Communicator Mobile 起動プロセスの開始を遅延します。デバイスの再起動後、Communicator Mobile の再起動を試行するまで約 2 分待機します。
  • Communicator Mobile の起動を試行する前に、システム指標を確認します (バッテリの寿命 >= 10%、使用できる物理メモリ >= 15 MB)。

ウォッチドッグ プログラム設定は、[オプション] ページの [アカウント] タブで構成されます。[パスワードを保存する] と [起動時に自動的に接続] の両方をオンにすると、ウォッチドッグが自動的に実行されます。[オプション] ページで Communicator Mobile の設定が更新されると、ウォッチドッグは設定が更新された時刻から 4 時間ごとに実行するように再スケジュールされます。

デバイスの再起動時に Communicator Mobile が起動されないようにするには、[アカウント] タブの [起動時に自動的に接続] チェック ボックスをオフにします。使用できるすべてのリソースをモバイル デバイスに保存するには、[起動時に自動的に接続] チェック ボックスをオフにしてウォッチドッグをオフにする必要があります。

[起動時に自動的に接続] チェック ボックスをオフにしないと、ウォッチドッグは動作し続け、次の予定時刻に Communicator Mobile を再起動します。モバイル デバイスが再起動されると、ウォッチドッグは Communicator Mobile を再起動します。Ctrl キーを押しながら Q キーを押すか、タスク マネージャを使用して Communicator Mobile を終了すると、ウォッチドッグは次の予定時刻にプログラムを再起動します。これは通常、最後の設定更新から 4 時間後です。

ウォッチドッグは Communicator Mobile の高可用性の目標をサポートしています。Communicator Mobile が自動的に起動するように設定されている場合、ウォッチドッグはアプリケーションを起動する前にメモリ不足の状態を確認することで、モバイル デバイスのリソースを分析します。[起動時に自動的に接続] チェック ボックスをオフにするまで、Communicator Mobile の起動が引き続き試行されます。モバイル デバイスで Communicator Mobile を起動しない (休暇中、移動中など) 場合は、このチェック ボックスをオフにする必要があります。