ULS ログ

  • [アーティクル]

最終更新日: 2010年4月12日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

このトピックでは、Microsoft SharePoint Foundation 2010 開発者用に新しく追加されたログ機能、および強化された既存のログ メカニズムについて説明します。

新しいログ機能

SharePoint Foundation の新しいログ機能を次に示します。

SPMonitoredScope

SPMonitoredScope はコード属性です。この属性をクラスまたはメソッドに適用すると、開発者が、完全なアプリケーション情報とカスタム文字列でログ情報を SharePoint Foundation 利用状況データベースに書き込むことができます。

要求利用状況データベース

要求利用状況データベースを使用すると、ページがレンダリングされ、実行されたすべての SharePoint Foundation リソース要求を取得できます。

開発者ダッシュボード

開発者ダッシュボードは、SharePoint Foundation Web ページのデバッグ時に開発者が有効にできるユーティリティです。ASP.NET トレースの概念と似ており、このダッシュボードには、ユーザーへの要求のすべての詳細情報が表示されます。

API に関する機能強化

Windows SharePoint Services 3.0 で SharePoint トレース ログおよび統合ログ システム (ULS) ログに書き込むには、IDiagnosticsManager インターフェイスを実装する必要があり、追加のコードが必要でしたが、SharePoint Foundation では、SPDiagnosticsServiceBase クラスを使用することをお勧めします。このクラスを使用すると、より効率的な方法で簡単に ULS ログを操作できます。具体的には、このクラスには実装が簡単な WriteEvent および WriteTrace メソッドが含まれています。