DefaultValues の DefaultValue 要素 (BDCMetadata スキーマ)

最終更新日: 2010年4月16日

適用対象: SharePoint Server 2010

既定値を表します。

メソッドの中には複雑な署名を持つものもあります。たとえば、CRM 顧客を取得する Web サービスで 6 つのパラメーターを指定でき、そのうち 3 つをサブパラメーターを持つ構成にすることができます。ユーザーがこれらのメソッドを簡単に呼び出せるように、BDC では、メタデータでパラメーターの既定値を指定できます。これにより、ユーザーは、パラメーターの構成を行わなくても、定義済みビジネス ロジックを呼び出すことができます。

ユーザーが DefaultValue を定義した入力パラメーターはどれも上書きできます。省略できない入力パラメーターに DefaultValue が指定されていない場合は、ユーザーがそのパラメーターを指定する必要があります。

TypeDescriptor オブジェクトの各抽象プリミティブに複数の既定値を定義し、それぞれの既定値を特定の MethodInstance オブジェクトに対応させることができます。実行時には、クライアントが実行する MethodInstance オブジェクトに応じて、対応する既定値を基にしてパラメーターがインスタンス化されます。

名前空間: https://schemas.microsoft.com/windows/2007/BusinessDataCatalog

スキーマ: BDCMetadata

<DefaultValue MethodInstanceName = "String" Type = "String"> </DefaultValue>

属性と要素

以下のセクションで、属性、子要素、親要素について説明します。

属性

属性

説明

MethodInstanceName

必須。

この DefaultValue が適用される MethodInstance の名前。

属性の型: String

Type

必須。

既定値のデータ型。

次に、この属性で使用できる値を示します。

  • System.Int16

  • System.Int32

  • System.Int64

  • System.Single

  • System.Double

  • System.Decimal

  • System.Boolean

  • System.Byte

  • System.UInt16

  • System.UInt32

  • System.UInt64

  • System.Guid

  • System.String

  • System.DateTime

  • その他のシリアル化が可能な任意の型 (Type.IsSerializable == true である場合など)

属性の型: String

子要素

なし。

親要素

要素

説明

TypeDescriptor の DefaultValues 要素 (BDCMetadata スキーマ)