2 つの Web サービス ベースの外部コンテンツ タイプ間の関連付けを追加する

最終更新日: 2010年5月7日

適用対象: SharePoint Server 2010

このウォークスルーでは、Web サービスがベースの 2 つの外部コンテンツ タイプ間に関連付けを作成する方法を説明します。このウォークスルーでは、「コード サンプル: AdventureWorks2008 ASP.NET Web サービス」を使用します。事前に 2 つの外部コンテンツ タイプとその基本操作を作成している必要があります。必要な 2 つの外部コンテンツ タイプを次に示します。

  • Customer 外部コンテンツ タイプ: 識別子: CustomerId

  • Order 外部コンテンツ タイプ: 識別子: OrderId、外部キー: CustomerId

CustomerId 識別子は、発注と顧客を結び付けます。

Web サービス ベースの関連付けを追加するには

  1. 外部キーを持つ関連する外部コンテンツ タイプに対応する適切な Web メソッドに関連付けを作成します (事前に外部コンテンツ タイプを作成し、基本操作を定義している必要があります)。この Web メソッドは、外部コンテンツ タイプに定義された操作の 1 つです。この例では、Order 外部コンテンツ タイプに関連付けを作成します。

    関連付けを作成するには、SharePoint Designer の [外部コンテンツ タイプ] ページで、Order 外部コンテンツ タイプをダブルクリックします。

  2. リボンで [処理デザイン ビュー] をクリックします。

  3. データ ソース エクスプローラーで、GetOrdersForCustomer メソッドを探します。そのメソッドを右クリックして、[新しい関連付け] をクリックします。これにより、図 1 に示すように Order 外部コンテンツ タイプに Association メソッド インスタンスが作成されます。

    図 1. 新しい Web サービス ベースの関連付け

    新しい WCF ベースの関連付け

  4. 図 2 に示すように、[関連付けプロパティ] ダイアログ ボックスで、[参照] ボタンをクリックします。

    外部コンテンツ タイプを Customer として選択します。図 2 に示すように、共通の識別子フィールド (CustomerId) が両方の外部コンテンツ タイプで表示されることに注意してください。[次へ] をクリックします。

    図 2. 外部コンテンツ タイプの対応する識別子

    外部コンテンツ タイプに一致する識別子

  5. [入力パラメーター構成] ページで、[データ ソース要素] ウィンドウから [CustomerId] を選択します。図 3 に示すように、[プロパティ] ウィンドウで [識別子へのマップ] チェック ボックスをオンにし、[識別子] ボックスの一覧で [CustomerId] を選択します。

    図 3. 関連付けの入力パラメーターの定義

    関連付けの入力パラメーターの定義

  6. [次へ] をクリックして、[戻り値パラメーター構成] ページに進みます。

    図 4 に示すように、[識別子] ドロップダウン リストから [CustomerId] を選択します。

    図 4. 関連付けの戻り値パラメーターの構成

    関連付けの戻り値パラメーターの構成

  7. [完了] をクリックして、GetOrdersForCustomer という名前の操作を作成します。

  8. 外部コンテンツ タイプを保存し、両方の外部コンテンツ タイプの外部リストを生成します。これにより、外部リストから Microsoft Outlook または SharePoint Workspace に接続できるようになります。

    SharePoint Server、Outlook、および Microsoft SharePoint Workspace では、注文フォームの各顧客の横に外部コンテンツ タイプ インスタンスの選択が自動的に表示されます。

  9. 作成した関連付けを表示するには、サブカテゴリのプロファイル ページを作成します。図 5 にプロファイル ページを示します。

    図 5. 特定の顧客に関連するすべての発注

    特定のサブカテゴリに関連する全製品