自動パスワード変更およびアカウント管理

最終更新日: 2010年4月7日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

パスワードの自動変更

Microsoft SharePoint Foundation に新しく追加されたパスワードの自動変更機能を使用すると、パスワードを自動的に更新および展開できます。複数のアカウント、サービス、および Web アプリケーションにわたるパスワード更新作業を手動で行う必要はありません。これにより、SharePoint Foundation でのパスワード管理が行いやすくなります。このパスワードの自動変更機能を使用すると、パスワードの期限が近付いているかどうか、および暗号化された強力で長いランダム文字列を使用してパスワードをリセットするかどうかを決定できます。

管理アカウント

パスワードの自動変更機能は、管理アカウントを使用して実装します。SharePoint Foundation の管理アカウントによりセキュリティが向上し、アプリケーションが確実に切り離されます。管理アカウントを使用すると、次のことができます。

  • パスワードがファーム内のすべてのサービスにわたって展開されるように、パスワードの自動変更機能を構成する。

  • 他のドメイン アカウントを使用するように、SharePoint ファームのアプリケーション サーバーで実行されている SharePoint Web アプリケーションおよびサービスを構成する。

  • 管理アカウントを、ファーム内のさまざまなサービスおよび Web アプリケーションにマップする。

  • Active Directory ドメイン サービス (AD DS) で複数のアカウントを作成し、SharePoint Foundation で各アカウントを登録する。

管理アカウントを登録して SharePoint Foundation を有効にし、アカウント パスワードを制御することもできます。予定されているパスワード変更およびそれに伴うサービス中断についてユーザーに通知する必要がありますが、SharePoint ファーム、Web アプリケーション、およびさまざまなサービスによって使用されているアカウントは、個別に構成されたパスワード リセット スケジュールに基づいて、必要に応じてファーム内で自動的にリセットおよび展開できます。

SPManagedAccount クラスを使用して行うことができる作業を次に示します。

  • パスワードの変更

  • パスワード変更スケジュールの設定

  • パスワード変更の反映

  • 前回パスワードが変更された時期の特定

  • パスワードの最小文字数の設定

管理アカウント API の詳細については、次のリンクを参照してください。