パフォーマンスの監視と要求の調整

最終更新日: 2010年4月9日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

Microsoft SharePoint Foundation 2010 には、要求を処理するフロントエンド Web サーバーがビジー状態で要求を処理しきれない場合に、HTTP 要求の処理量を調整するためのプログラム可能なシステムが導入されています。

このシステムを使用すると、サーバーのコードで以下のことを実行できます。

  • フロントエンド Web サーバーがビジー状態かどうかを確認するために、どの Windows Server 2008 パフォーマンス カウンターを使用するかを決定する。

  • カウンターがどのような値を示したらパフォーマンスの低下が激しいと判断して、ワーカー スレッドの調整動作を開始させるかを指定する。

  • 調整動作の対象にする HTTP 要求の種類と、サーバーがビジー状態になった直後に調整を開始するか、またはビジー状態が 60 秒以上継続した場合に開始するかを指定する。

  • 特定種類の HTTP 要求を調整動作の対象から除外する。

また、フロントエンド Web サーバーの現在の正常性スコアを HTTP 応答オブジェクトに含めて報告し、クライアントの要求発行量自体をクライアント側のコードに調整させることもできます。

詳細については、「構成要素: パフォーマンス モニターと要求調整」を参照してください。