オブジェクト モデルからのアクティビティ フィードの使用
最終更新日: 2011年8月22日
適用対象: SharePoint Server 2010
アクティビティ フィードは、Microsoft SharePoint Server 2010 のソーシャル ネットワーキング アクティビティのストリームです。このストリームは、イベントを生成したユーザーと、他のユーザーのアクティビティをトラッキングしている仕事仲間の両方に対して生成、追跡、および表示されます。SharePoint Server 2010 によって生成されるアクティビティ フィードのストリームは、.NET 3.5 SyndicationFeed (英語) オブジェクト モデルに基づいています。このため、SharePoint Server 2010 のアクティビティ フィードは、SyndicationFeed オブジェクト モデルを使用して生成されるフィードと同様に、Atom 1.0 および RSS 2.0 プロトコルにシリアル化できます。アクティビティ フィードを配信する方法の詳細については、ActivityEventsCollection クラスの CreateFeed、FillFeed、CreateAndFillFeed の各メソッドを参照してください。
高レベルのオブジェクト モデル設計
アクティビティ フィードは、ActivityEvent のオブジェクトで構成されます。各 ActivityEvent が 1 つのソーシャル ネットワーキング アクティビティ (URL のタグ付け、ドキュメントやサイトの評価など) を表し、そのアクティビティを Web ページに表示するのに必要なすべての情報を含んでいます。各 ActivityEvent オブジェクトには、そのオブジェクトを ActivityType に関連付ける ActivityTypeID プロパティがあります。ActivityType のオブジェクトは、関連付けられたイベントの表示を定義します。
各 ActivityType オブジェクトには、ActivityTemplates プロパティが含まれます。このプロパティには、ActivityTemplate のオブジェクトのコレクションが含まれます。ActivityTemplate クラスには、リソース ファイルで定義された表示テンプレートにこのクラスを接続するプロパティが含まれます。リソース ファイルは、アクティビティ フィードのアクティビティ イベントを作成および収集するために作成するカスタム アプリケーションと共に作成して展開する必要があります。リソース ファイルを作成する方法については、「リソース ファイルの作成 (英語)」を参照してください。
既存のアクティビティ イベントを収集するカスタム アプリケーションを作成するときは、SPServiceContext のインスタンスから作成する ActivityManager から開始する必要があります。ActivityManager には、ActivityEvent のオブジェクトの既存のインスタンスをすべて収集するためのメソッドがあります。また、ActivityApplication のオブジェクトのコレクションも (ActivityApplications プロパティ内に) あります。
ActivityApplication オブジェクトは、ActivityType のオブジェクトのコレクションを管理します。ActivityType のカスタム オブジェクトを作成するときは、ActivityApplication のオブジェクトを作成してそれらを管理する必要があります。
アクティビティ フィード収集用のカスタム アプリケーションを作成するコード例については、「Microsoft SharePoint Server 2010: Activity Feeds Console Application (英語)」を参照してください。
関連項目
参照
Microsoft.Office.Server.ActivityFeed
概念
[方法] ユーザーのニュースフィードにイベントを作成して挿入する
その他の技術情報
Microsoft SharePoint Server 2010: Activity Feeds Console Application (英語)