重複の削除 (FAST Search Server 2010 for SharePoint)

重複項目の削除 (重複項目のトリミング) を、指定した管理プロパティの値に基づいてクエリの結果に適用できます。

最終更新日: 2011年8月30日

適用対象: SharePoint Server 2010

この機能を使用して、結果セットのヒットをグループ識別子 (includedid) 別に折りたたむこともできます。

適用先: Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint

重複項目をトリミングするための基準の指定

Query Web サービスの場合、Microsoft.Search.Query スキーマの TrimDuplicates 要素を使用して重複項目をトリミングするための基準を指定します。

クエリ オブジェクト モデルの場合、KeywordQuery のプロパティ (TrimDuplicates、TrimDuplicatesOnProperty、TrimDuplicatesKeepCount、および TrimDuplicatesIncludeId) を使用して重複項目をトリミングするための基準を指定します。

次の表に、重複項目のトリミングを制御するためにクエリで使用できる属性またはプロパティを示します。

表 1. 重複項目のトリミングを制御するための属性とプロパティ

属性またはプロパティ

説明

onproperty

重複項目の削除の基準として使用する既定以外の管理プロパティの名前を指定します。既定値は、DocumentSignature 管理プロパティです。

管理プロパティの型は Integer である必要があります。項目のグループを表す管理プロパティを使用することで、この機能をフィールドの折りたたみに利用できます。

keepcount

重複項目の各セットで維持する項目の数を指定します。既定値は 1 です。

これは結果の折りたたみユース ケースに使用できます。TrimDuplicates がグループ識別子 (たとえば、サイト ID) として使用できる管理プロパティに基づいている場合、各グループについて返される結果の数を制御できます。返される項目は、各グループで動的順位が最も高い項目です。

includeid

通常は、ユーザーが重複のある項目の重複 (n) リンクをクリックするときに使用される、折りたたみグループに関連付けられている値を指定します。

この値は、クエリの結果に返される fcoid 管理プロパティの値に対応します。

詳細については、「管理プロパティおよびデータ型 (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。