HTML レンダリング要素のグローバル属性
最終更新日: 2010年3月26日
適用対象: SharePoint Foundation 2010
CAML (Collaborative Application Markup Language) の概要 のビュー スキーマには、任意の CAML レンダリング要素を表すために使用できる複数のユニバーサル属性が提供されています。これらの属性は、ビュー スキーマの標準要素および特殊要素に実装できます。
注意
これらの属性のどれか 1 つでも存在すれば、それは TRUE になります (たとえば、HTMLEncode を FALSE に設定することはできません)。
ユニバーサル属性には、以下のものが含まれます。
AutoHyperLink - TRUE の場合、レンダリングをスキャンして、ハイパーリンクに見える文字列 (たとえば、www.microsoft.com) を探します。該当文字列が見つかったら、そのテキストを囲む適切な <A> タグが自動的に追加されて、ユーザーがハイパーリンクを使用して移動できるようになります。AutoHyperLink が TRUE に設定されていると、HTMLEncode も TRUE であると見なされます。
AutoNewLine - TRUE の場合、テキスト ストリームに <BR> タグが挿入され、複数のスペースは改行をしないスペース ( ) に置き換えられます。この属性を有効にするには、AutoHyperLink を TRUE に設定する必要があります。AutoNewLine が TRUE に設定されると、HTMLEncode も TRUE であると見なされます。
Default - スパンされたテキストが空になった場合、代わりにこのテキストがレンダリングされます。たとえば、<ows:XML><ListProperty Select="Description" Default="このリストには説明はありません"/></ows:XML> と指定すると、問題となっているリストに説明がなかった場合には、既定のテキストがレンダリングされます。
ExpandXML - TRUE の場合、レンダリングされたコンテンツが確認され、それが CAML インタープリタを通じて他のパスに送信されます。これにより、CAML が CAML をレンダリングすることが可能になります。
HTMLEncode - TRUE の場合、埋め込まれたすべての文字がブラウザーでテキストとして表示されるように変換されます。つまり、HTML タグと混同される可能性のあるすべての文字が、">" ではなく ">" などのエンティティに変換されます。
StripWS - TRUE の場合、要素の先頭と末尾の空白が取り除かれます。たとえば、<ows:XML StripWS="TRUE"> Microsoft </ows:XML> は、前後のスペースなしで "Microsoft" とレンダリングされます。
URLEncode - TRUE の場合、スペースなどの特殊な文字が、引用符で囲まれた UTF-8 形式 (たとえば、ë 文字の場合は %c3%ab) に変換されます。
URLEncodeAsURL - URLEncode とよく似ていますが、エンコードされる対象が URL のパス コンポーネントであると見なされます。たとえば、<ows:XML URLEncodeAsURL="TRUE">SharePoint Web Site</ows:XML> は、SharePoint%20Web%20Site をレンダリングします。この属性は、URLEncode と違って、スラッシュ ("/") をエンコードしません。